3.がんばらない ページ4
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放課後、私は体育館前に。
ちなみに一緒に来た白布と川西は着替えに行った。
私はとりあえず白布のジャージに着替えて、体育館前で待機。
やっぱりジャージ、大きいな。手が隠れる、……ん?
「まって、なんでマネ体験することになってんの?」
今頃気づいた。見に行くって言っただけなのに。
流れでダラダラしてたから、失敗したぁ〜。
白布の思惑通りってやつじゃん。
「白鷺、中入ってないの?」
「あ、川西」
ちょいちょい、と人差し指で中を指さす川西。
不思議と嫌な予感がして後ろに下がる。すると何かに、誰かに当たった。
……振り向きたくない、寝たい、今すぐ寝たい。
「何逃げようとしてんだよ」
「あ、どーも、白布クン」
逃げようとする私の手をガッチリと掴む白布。ゴリ…こほん。ごめん、そんな怒った顔しないで。
「とりあえずスポドリな」
「ちょ、待って。なんでマネ体験することになってるの」
半分引きずられる感じで連行されている現状に少なくとも疑問を抱く。
大体、練習を見に行くだけって言ったのに。
「……じゃあ明日」
「明日?」
「明日、マネ体験な」
「そういう問題じゃない」
話聞け、白布。
そして第二の刺客が現れる。
「??
Aさんっ、ジャージ着てどうしたんですか!」
「……なんで今来るの」
可愛い後輩だけどごめん、今はタイミング悪すぎ。
「五色、白鷺にバレー部のマネになって欲しいよな??」
明らかに言えよ、と圧力をかけてる白布。
え、なに?いつもこんな感じなの?怖くない?
「オレ、Aさんがマネージャーになったら、もっと鋭いクロスが打てる気がします!!」
「五色、それ気の所為だから」
いい意味での火に油はやめて欲しいんだけどなぁ??
せめてもの救いである川西を見る。すると無言で目をそらされた。
「とりあえず、明日はジャージ持ってきて」
「やだ、」
「は?」
「ナンデモアリマセン」
白布の目は、いつか人を殺すと思う。
そんなことを思いながらも、ジャージから制服に着替える。ジャージを白布に手渡して、すぐさまギャラリーに上がろうとしたら何故か止められる。
「いや、白鷺はこっち」
「エッ、うん……?」
手を引かれて、連れてこられたのは1階。選手が練習するコート。
え、いや、なんで??
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ろい(プロフ) - ヒナさん» 果たしてオチはあるのか…??(すっとぼけ顔)コメントありがとうございます、更新頑張ります! (2020年6月24日 21時) (レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 落ちはあるのか…?あるなら白布がいいなぁ、夢主可愛い!更新頑張ってください! (2020年6月7日 12時) (レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - ryonさん» 可愛いですよね分かります(真顔)。応援ありがとうございます! (2020年3月8日 13時) (レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
ryon - え?夢主ちゃんて、可愛いすぎ、、 めっちゃ応援してます! (2020年3月6日 9時) (レス) id: 89b2666c2a (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 青い夕日さん» ありがとうございますううう!!自分で書いてて言うのもなんですけど夢主ちゃん可愛いですよね!!更新頑張ります! (2020年3月5日 22時) (レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろい | 作成日時:2019年3月8日 22時