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▽
こんにちは、Aです。
高校を卒業した後大学に進学し、上京して一般企業に就職した。
そしてそこがブラックでした、まる。
そんな突然の悲報をいざ口に出してみたら、しんどすぎて頭を抱えた。
どこでなにを間違ったんだろう…なんて考える暇もなく、終わるどころか増えていく仕事に一日三万回くらいやめたいと思っていた。
バレー関連のTVにたまに映る知ってる顔に、へー、としか思えない冷めっぷりは昔からだっけ？
そういえばいつだっけこの前黒尾に会ったんだけど、私の顔を見るなりその会社やめろと激怒し、退職願をかかされた。
それが承諾されないままもう数ヶ月経っていた話でもする？
「Aってば今月残業何時間ー？」
『ハハハ』
同期の社畜仲間と居酒屋で二人飲み会を開くと、口から出るのは会社の愚痴。
次は退職届だすか〜と笑いながらいうけど、実際再就職とか考えるだけで頭痛いから結局このままだ。
あー、やめたい。
「＿＿A、さん？」
そんな時、かけられた声である。
酒を片手に酔ったまま、『あ？』と顔をあげると、……。
懐かしい、顔だった。
不安定な気持ちが頭の中からスッと消えて、目を見開く。
彼の名前を呼ぶのはいつぶりだっただろうか。
『……赤、葦…さん？』
高校時代、お世話になった他校の先輩。
季節が変わる度だんだんと疎遠になって、そのまま私のスマホが水没してからは連絡を取ることがなくなっていた。
ずっと気にかけていたけれど、最近は仕事ばかりで忘れていた…。
「やっぱり、Aさん。…久しぶり」
『お…久しぶり、です…』
…久しぶりの予期せぬ再会に、距離感が分からない。
お互い様子を探っているようだ。
赤葦さん…昔から大人っぽかったけど、めっちゃ大人になってる…。
「あ…急に声かけてごめん。迷惑だったかな」
『いっいえ！こっちは会社の同期で、二人で飲みに来てて。赤葦さんは…』
赤葦さんは、「俺は…、」と少しだけ目線をそらした後、合コンの数合わせてきていたと苦笑した。
奥で盛り上がってる席があると思ったら、そこにいたのか…。
「でももう帰るところ。一人抜けても気づかれないしね」
『なるほど…』
そして訪れた沈黙。
話したいことがあるようでなくて…。
そんな私たちを見て、私の前に座っていた同期が目を輝かせた。や、やめろよ…？
「私たちも丁度帰るとこだったし、A送ってもらいなよ！」
なにを言い出すのかな？？
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マニ。(プロフ) - 未確認歩行物体さん» ✉️。この作品もとても面白いです！これからも応援してます！ (11月22日 14時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
reia(プロフ) - 私、占いツクールで布教活動をしているのですが、この作品のシリーズ、とても好きなので布教してもよろしいでしょうか？ (2022年3月24日 22時) (レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
未確認歩行物体(プロフ) - mooさん» はじめまして！わーい、たくさん褒めて頂きとても嬉しいです(*´∀｀*)こちらこそコメントありがとうございました！( ´ ▽ ` )/ (2021年8月9日 10時) (レス) id: a04ea61aea (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 初めまして、モテ期到来からの各ルートとオマケまで読めて最高でした！ありがとうございます！！ (2021年7月7日 16時) (レス) id: 36860c259a (このIDを非表示/違反報告)
未確認歩行物体(プロフ) - きゃーぽんさん» きゃーぽんさん、コメントありがとうございます！完結してから4年経った今でも、この作品を見つけて読んでくださった方がいる事がとても嬉しいですヽ(；▽；)ノお褒めの言葉まで頂き、本当にありがとうございます！！ (2021年5月18日 22時) (レス) id: d428059590 (このIDを非表示/違反報告)
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