. マフィア幹部の彼女は青葉城西でマネージャーしてるらしい

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東京 某所



そこは今、あるテロ集団によって身動きの取れない状態になっていた。



大人は勿論、子供も多くいて。



夏休みだからか家族連れが多かった。



その中でも一際目に付いたのは背の高い集団。



中にはテレビでよく見る“日本男子バレー代表”の姿も見えた。



スポーツ用具を買いに来たのか、手には大手スポーツメーカーの袋が。




テロ｢この中にポートマフィアが居るのは知ってんだ！！

さっさと出てこねぇと此処にいるヤツらぶっ殺すぞ！！！｣



“ポートマフィア”と言う言葉に反応した先程の集団。



テロ集団に怯え、周りは肩を震わせていた中で彼らはキョロキョロと辺りを見渡していた。



テロ｢出てこねぇんなら此処にいる奴一人づつぶっ殺して行くぞ！！｣



｢マフィアに用があるなら東京なんかでしないでヨコハマの本部に来ればいいのに。｣



女の人の声が響き渡った。



ブランド物のスーツに身を包み、綺麗な髪をしているその女性。



片手に大きな鎌を持ち、壁に寄りかかっていた。



テロ｢っ、おめぇがマフィアの人間か！！｣



｢無謀な事は辞めた方がいいのに。
私に殺されるために来たようなものでしょ？
貴方達が此処でテロを起こすことは随分と前から知っていた。
私が居るから貴方達が来たんじゃない。
貴方達がいるから、私が来たのよ。｣



その女性は凛と立っていてとてもかっこよく見えた。



女性は一際目に付く集団に微笑みかけてからテロ集団を一刀両断にしていた。



それは見るに堪えないものとなっていたが、その姿はとてもかっこよくて。




｢私の“大切な人達”も此処に居るの。

手加減なんか出来なかったわ｣




女性はそう言い、大きな鎌を消した。




その女性は先程の集団に近づき、縛られている縄を解いた。




及川｢A.....｣



｢久しぶり、みんな

テレビでよく見るよ。これからも頑張ってね｣



親しい関係なのだろう、とても幸せそうで。



女性は一度また微笑んでからこの場を立ち去った。



その後、知った事なのだがあの女性はポートマフィアの幹部で指名手配されている人だった。



では何故、テレビにも出ている日本男子バレー代表と知り合いなのか。



それは彼らだけが知ること。



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Fin.

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