. マフィア幹部の彼女は青葉城西でマネージャーしてるらしい

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. 国見 side .



俺が入学した時からあの人の噂は静まらなかった。




男が何人もいるとか、


理事長と体の関係があるとか。




確かにあの人は少し不思議なところがある。




笑顔を絶やさずに選手と向き合って。



一度だけ、一人になったあの人を見たが笑顔もなく闇に沈んだ顔をしていた。




その時は驚きを隠せなかったがこの人も人間なんだ、と思えた。




それでも不思議なのには変わりなくて。




国見｢あの人はなんで頼ろうとしないんでしょうか｣




ラーメンを啜ってからそう口にする。




金田一｢何言ってんだ？｣




国見｢だってさ不思議じゃない？
笑顔も絶やさないで人望もあるのに、俺あの人が頼っているとこ見たことない。
それに理事長室に行く理由もあやふやじゃん。｣




俺のその言葉に先輩方も、金田一も食べる手が止まった。




岩泉｢まぁ頼らないのは置いておいて、理事長室に行くのはあれだろ？親が学校に援助してるからって｣




及川｢え、そうなの？
俺今日聞いたのは一人暮らしことでって言ってたけど｣




Aさんの言っていることが違うことが今分かった。




何故そんな嘘をつくのか。




花巻｢ま、明日聞けばいいんじゃねぇの？
国見、ラーメン食わねぇと麺伸びるぞ｣




俺はその言葉で麺を啜る。




自分達で考えても意味無い事は当たり前だが、それだけはぐらかしているのなら聞いても意味が無いだろう。




ラーメンも食べ終わり、ラーメン屋から出て帰路に着くと何処かで叫び声が聞こえてきた。




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