【銀魂】アナタの命、いただきます 其ノ二【沖田総悟】

48 最後の夜 ページ11

『タイムリミット』───。








約束の、夜。

私は、屯所の中庭に一人、静かに立つ。

空を見上げれば、ちょうど満月で。

月の中にも兎がいて、顔を背けた。




「やあ、調子はどう？」

ゆっくり振り向くと、壁にもたれ掛かった神威がこちらに笑いかけていた。


神威「もう、君の気持ちは決まってるんでしょ？さあ、俺に聴かせて」


神威は壁から離れ、静かに私と向き合った。


A｢ええ、もちろん」


そして私は、ふいに地面を蹴り、神威に迫る。


A｢私が、あんたを殺す！」


懐から脇差を抜き、喉を切りつけ───。








神威「失望したよ、あんたには」



背後からの声。振り向く間もなく、体の自由を奪われる。


神威「そんな選択肢は君にはないよ？」


体を固められて、ぎりぎりと音がする手足。



A｢離して…やめて！」



振り払おうと必死に足掻く。



神威「抵抗しちゃって…かーわい」

クスクスと笑いながら、さらに腕を締め上げる。



A｢ぐっ…あ」


腕…折れる…！



神威「…まあいいや、離したげる」



体が自由になって、慌てて間合いをとる。



神威「折角だし、楽しませてネ… 死 ヌ マ デ 」



神威の目の色が変わる。



A｢死なないから、私は」


そう、自分に言い聞かせるように呟いて、


私は神威の攻撃を受け止めた。








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最近更新が遅れがちで、申し訳ございません！

ちょこちょこ書き進めてたんですけど、そのペースがあまりにもちょこちょこすぎました。


ＧＷ中に更新しておけばよかったものを…

休みが終わった途端にテスト週間ですよ。


勉強なんてしないので、またちょこちょこ進めていきますけどねっ。


重ねて、お詫び申し上げます。

大変申し訳ございませんでした！！！┏○ﾍﾟｺｯ



閲覧ありがとうございました。

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