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10話 ページ11

杏寿郎「A、もう終わりだ」


貴「きょうじゅろ、まだ勝負ついてないんだけど」



杏寿郎「もうだめだ。呂律も回っていないぞ」


いつもならまだ酔わないのに、やっぱり体調が万全じゃないからだ。


でもまだまだほろ酔い程度。


勝負の途中にもかかわらず、他の柱達からもうやめろと止められた。

天元に関しては、嫁三人が出動している。


天元「チッ、また勝負が・・・決まらな・・・」



今にも眠りそうな天元に、嫁たちが慌てて起こす。

そりゃそうだ、あんな巨体女の子3人じゃ屋敷まで運ぶのは無理だ。



悲鳴嶼「よければ宇髄を送ろう。」

雛鶴「本当ですか?お願いします」



悲鳴嶼さんが助け船を出し、居酒屋を出ていく。



冨岡「俺はこれで失礼する」

他の柱達も会計を済ませてくれ、次々と帰っていった。



その間に酔いはさめ、我に返る。


残っているのは、私と杏寿郎のみになった。


貴「あー・・・ごめん杏寿郎。華さんが待ってるでしょ、早く帰らないと」


杏寿郎「華は今実家に帰省中だ。折角の機会だ、飲み足りないなら俺の家で飲み直さないか?」



お互い20歳になったら飲む約束しただろう、と杏寿郎が言う。



そうだ、そういえばそんな約束したっけ。



結局、20歳になったと同時に華さんと婚約したから、約束は果たせじまいだったけど。


でも、いいのだろうか・・・華さんがいるのに、2人で晩酌だなんて。



罪悪感からか、言葉が詰まる。


そんな私の心情を察してか、杏寿郎は「ふっ」と笑った。



杏寿郎「華のことか?別にやましいことをするわけではない。それとも、そういうことを想像しているのか?

杏寿郎のその言葉に真っ赤になる。


貴「はぁっ!?ちょ、何言ってるの杏寿郎!そんなこと考えるわけないでしょ」



行くわよ、というと「うむ!」と笑顔になる杏寿郎。


杏寿郎「そうとなれば酒を買いに行かないとな。早くしないと店が閉まってしまう」


貴「そうね。槇寿郎さんと千寿郎君に手土産も持っていかないと」


2人での晩酌を楽しみにしつつ、酒屋へと向かって行った。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎   
作品ジャンル:アニメ
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にんにく - 煉獄さんがしのぶのところに足を運んでいたのは、てっきり華さんが妊娠でもしてるのかと思ってました!でも読み返してみたら、2話でも華さんが簪を指しても「買ってあげよう」とは言ってませんし、伏線?が散りばめられていたんですね…。続編楽しみです! (2019年11月17日 23時) (レス) id: 315083b1b9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 初めてこんなに続編が気になる作品に出会えました。これからの進展がすごく気になります!続編もすぐ読ませてもらいます! (2019年11月17日 13時) (レス) id: d43f11df13 (このIDを非表示/違反報告)
中二病者です!(プロフ) - 次の作品も続編も楽しみに待っています!だけど、冬の季節になったので体調には十分気をつけてくださいね!更新楽しみにしています! (2019年11月17日 7時) (レス) id: ab06cdee91 (このIDを非表示/違反報告)
はず - 作者様…!とても気になります!読んでいてとても楽しいです。更新頑張ってください!応援してます!! (2019年11月16日 18時) (レス) id: 91e1062183 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - おおお!!ついについに来るのか?来るべき時が来るのか?? (2019年11月16日 0時) (レス) id: 70d7a9e017 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みっど | 作成日時:2019年11月3日 21時

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