国見と金田一 ページ4
妄想題:ラッキースケベ(?)
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「……国見？」
国見「何。」
「いや、その…近いなー……なんて」
お昼休みに浮かれつつ机にお弁当を出していると、トコトコと国見がそばにやってきて動かない。
国見「山田今日友達は？1人？」
「ううん、さっき購買に買いに行ったからそろそろ戻ってくると思うけど…」
国見「ふーん」
包みを広げる手を止め「国見こそ1人？」と聞き返すと「…金田一も購買」と答えながら前の席の椅子を引いてこちら向きに座った。
どうやら離れていってはくれなさそうだ。
前の授業が体育だったからかいつにも増して無気力な国見。制服のポッケから塩キャラメルを出して包みを剥がしている。
国見「食べる？」
「ありがとう…てかなんで私のとこに？」
国見「…山田の友達が来たら戻るよ。」
「ど、どうして…」
ほんとになんなんだと頭を抱えた瞬間、「悪い国見、遅くなった！」と片手にパンを持った金田一が戻ってきた。
国見「遅い。」
金田一「混んでたんだよ………珍しい組み合わせだな。」
国見の隣にいる私をみて不思議がる金田一。戻ってきても動こうとしない国見に？マークを浮かべている。
「私もどういうわけなのか…」
そう言いながら視線を金田一に移すとこっちをみたまま固まっている。
金田一「......」
「金田一？」
私が名前を呼ぶと、急に顔を赤くして「ちょ、え、」とあたふたし始めた。
「何どうしたの。」
金田一「や、………………あの、山田」
「うん？」
周りをキョロキョロした後、声を潜めながら恥ずかしそうに顔を耳元まで近づけて言った。
金田一「………………下着透けてる。」
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「…インナー着るの忘れてた、ありがとう。」
国見「あーあ、言っちゃった。」
金田一「いや、そのままじゃマズいだろ！？なんでお前言わないんだよ！？」
国見「男が言うと気にすると思って。だから山田の友達戻ってくるまでボディーガード。」
金田一「分かりづれえなあ……」
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作者名：もぐ | 作成日時：2017年8月11日 0時
