２年は明日も元気です【白鳥沢】

女子会の概念 ページ20

ここは、女子部屋。


二日目の午後からは増えるらしいが、

一日目はとりあえず梟谷だけなので、


白福、雀田、そしてAが一部屋に集った。



「女子会だ女子会ー！いぇーい！！」


盛り上がる白福さん。


ポテチを口いっぱいに頬張り、拍手をするA。


「ちょ、Aちゃん！」


そう言ってオレンジジュースを差し出す雀田さん。









……そして聞き耳を立てる隣部屋ボーイズ。



川西、白布、赤葦。ついでの木兎、木葉。


トランプしよーぜ！とか木兎が言い出して、トランプを切っている時、


突如ドアが開け放たれ、




『隣部屋にAがいると聞いて駆けつけた川西太一です！！』


『同じく女子会を盗聴したい白布賢二郎です！！』



白鳥沢の２年生部員たちがやってきたのだ。


「おい、盗聴なんてするもんじゃねーぞ」


と木葉は２人を止めようとした。


しかしそれを制したのは赤葦京治だった。


「彼らは、俺の仲間です！

共に青春を駆け抜ける同志たちなんです！！」


木兎はもう赤葦の変わりように恐れをなしてしまった。

ガタガタと震えていらっしゃる。


かわいそうに(他人事)



最後の希望だった木葉でさえ、



「木葉さんも気にならないんですか？


イマドキ女子の猥談。」



と川西に肩を組まれてしまった。


結果、川西と木葉は固い固い握手を交わし



仲良く五人並んで壁に張り付いたのだった。

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