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侑《元気そうでよかった!!最近用事多い言うてたから疲れてるんやないかと思て…》
いつもと同じ元気な声に私も自然と笑みが溢れていた。
『心配してくれて、ありがとうございます。侑さんも元気そうでよかったです!』
侑《俺のことはええねん!それよりな、聞いてほしいことがあって…》
『?』
侑《俺らもうすぐインターハイっていう大会があって、Aさんさえよければ見に来てほしいんやけど…》
『見に行きますよ!!おばあちゃんと見に行こうって話してたので!』
侑《ほんま!?ィヨッシッ!!》
ガッツポーズしてるであろう侑さんの後ろから誰かの声が聞こえた
治《ツム、ちょっと俺にパシられて…え、電話?》
侑《自分で買ってこいや、俺が違うもん買ってくる可能性もあるんやで》
治《誰と電話しとん》
侑《話聞け》
その漫才みたいな会話にクスッと笑ってしまい、《どうした!?》と聞かれる。
『いや、面白いなぁ思て…、最近気分沈んでたんで、お二人のおかげで、ちょっと元気でました』
侑《ちょっとじゃあかん!もっとや!サム!》
治《うっさい、俺のプリン》
侑《冷蔵庫にストックあんじゃろがい!!》
その会話にまた笑って、侑さん達もなんだか嬉しそうだった
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作者名:恵舞 | 作成日時:2020年5月29日 18時