【ハイキュー】元引きこもりの私が恋した貴方【宮侑】 (ページ28)

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侑side

治「ただま、です」

食堂に来た途端に購買へ走っていったサムが戻って来た。手には焼きそばパンが5個ほど抱えられ、角名も牛乳を飲みながら戻って来た。

銀「えらいおひょかっひゃな、ひょひに囲まれひゃ？」

銀が飯をもぐもぐしながら尋ねると、北さんに「飲み込んでから喋れ」と圧をかけられていた。

銀「んぐ…っえらい遅かったな、女子に囲まれた？」

治「囲まれてへんよ、でもAさんに会った」

侑「…は？」

サムの言葉を聞いた俺は、無意識に口を開き、間抜けな声を出していた

治「？」

侑「Aさんに会ったん？…ええな～俺も会いたかった！最近会ってへんから寂しい！」

やけ食いみたいな感じで茶碗に入ってる飯を口の中に掻きこむ

角「そんな会いたいなら、教室行けばいいじゃん、行ければだけど」

角名が淡々と言い放ち、俺がそれだ！と思い銀の方を見ると

銀「俺はついて行かんよ」

侑「まだ何も言うてへん！！」

銀「どうせ、ついて来て欲しいとか言うんやろ？ついて行ったら俺の体に酸素が回んなくなるだけやねん」

呆れ顔で言われ、何も言えなくなる。
行くのはやっぱりやめようかと思ったとき、角名が耳元でこんなことを言った

角「北さんなら、Aさんのお兄ちゃんだし、何かと理由つけて会いに行けるし、いい物件じゃない？」

その言葉にハッとして俺は北さんに話しかける

侑「北さん！一緒にAさんの教室行きませんか！？」

北さんは俺の言葉にゆっくりとこちらを向いた