【ハイキュー】元引きこもりの私が恋した貴方【宮侑】 (ページ22)

今日:48 hit、昨日:2 hit、合計:17,554 hit

＊21＊ページ22

.

女A「お願いは1つだけ！それきいてくれたら、何もしないから！」

黙って頷くと「ありがと～」と言って私の方に手を置いてこう言った

女A「ね、もう学校来ないで？」

『…は？』

学校に…来ないで？何言ってるの？馬鹿なの？

『そ、んなの、無理です』

身を乗り出して言うと

女B「あ、逆らうんだ～」

と言って、頬を叩かれた

いきなりのことに理解が追いつかず、頬に手を当てて呆然としていると、今度は足を蹴られ、無意識にしゃがみ込む

女B「ねぇ、逆らうなって言うたよね？聞こえんかった？」

足をおさえて黙っていると

女B「聞こえんかったかって聞いてんじゃん！」

そう怒鳴って私のお腹に蹴りを入れる。

『ぅぎ、聞こえて、まず…』

すごい痛みのお腹をおさえながら力を振り絞って声を出す

女C「じゃあ、何で逆らうん？痛い思いしない方がいいでしょう？」

『お、にちゃんにめ、わく、かけたくない…』

涙ぐみながら言うと「あっそ」と言って、それが合図かのように殴る蹴るの暴力が始まった

私、この人達に何をした？気に入らないからってこんなことするの？

辛い。でも、

じっと耐えるしかない。逆にそれしかできない。やり返そうなんて考えたら、この人たちと同レベルになる

自分にそう言い聞かせ、泣くのも我慢した

女A「なーんか飽きちゃった。いいや、今日はこんくらいで」

その声が聞こえて声の方を見ると、トドメかのように顔を踏まれ、グリグリと屋上のコンクリートに押さえつけられる。

女A「次、侑達に近付いたら、今日よりも酷いことするから」

耳元でそう言ったあと、足音が遠くなり、扉が閉まる音がした。