【HQ】宮兄弟の姉ちゃん【稲荷崎】

姉ちゃん２９ ページ32

*


Aside




海でのハードな練習が終わり、今はBBQ




夕日が落ちていくのをボーと砂浜に座り見つめる




侑「姉ちゃん？隣ええ？はい、飯」




A「ありがとう〜。ええけど、どないしたん？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ




侑「別に…隣座りたかっただけやし。飯美味い」ﾓｸﾞﾓｸﾞ





A「せやな〜今日は、甘えん坊やな〜…って、ほんまに甘えてくるやん？」




侑「少しだけ…くっついてええやん」ﾓｸﾞﾓｸﾞ





A「なんやねん、ほんまどないしたん？」




侑「なんでもない！姉ちゃんうるさい。ご飯冷めるで！」




A「こんだけで冷めへんわ！」




ふぅと息をつく





侑「夕日きれいやな〜」




A「せやな、久しぶりに見たわ…」





侑「せやな」





珍しく侑が甘えとる。ごく稀にあること




いつもは、治が甘えたりしてくるから侑の時は少しビックリする




「そこのカップルさん、食後に花火あるらしいで」




侑「花火？！…って北さん、誰がカップルやねん！」




A「笑」





北「なんや違ったか」





侑「真顔でボケとる！俺、花火してくるわ！」





そういうと、ものすごいスピードでみんながわいわいしてる場所に言った侑




北「侑ってそんな、花火好きやったっけ？」




A「夏になるとうるさいで〜庭でやろうって毎日いってくるわ」




北「へぇ〜初耳やわ」




そう言いながら隣に腰を落とす信介




A「そんで、その隣で治も目キラッキラさせとるから、やらざるおえない…」




北「お疲れさん」





A「ありがとう〜なぁ、うちらも花火せえへん？」




そういい立ち上がろうとするが…




立ちあがれへん…




A「信介？」





北「なぁ、もう少し話さへん？」




A「う、うん…あの、手…」




北「手？…っ！す、すまん！」




A「なんや〜？信介も甘えん坊でちゅか〜？」




北「…」





A「ご、ごめんなさい。ふざけすぎました」




北「別に怒ってへん…実際、そうやし」





A「えっ？！///」




北「自分から言ってきたくせにビックリするなや」




A「い、いや〜珍しい事もあるんやな〜信介が甘えるなんて」





北「…誰にでも甘えとるわけではないで。好きな人の前では甘えても……あっ」





A「えっ？！///」





北「こっちみんな///」





A「て、照れとるやと…？！あの信介が…？！」





北「…」

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