【HQ】宮兄弟の姉ちゃん【稲荷崎】

姉ちゃん２５ ページ28

*



北side


AM6:05




いつもより早く起きてしまったな…ん？




足が重いことに気づき上半身を起こす




北「…」




治の足が乗っかってたのか…




ささっと、元の位置に戻し布団を被せる




治「もぅ…たべ、れない…ご、ごめんなさい」




北「食べ物の夢見てるのか」




頭を撫でると、ふにゃっと笑ってスースーと深く眠った




洗顔とタオルを持ち手洗い場へ向かう




北「…」




洗面所に向かうと音駒主将とAが楽しそうに会話をしてる




チクッ




北「…」




あぁ…まただ。




昨日の角名といい、黒尾といい…




Aが楽しそうにしゃべってるのモヤモヤするわ…




バチン！とほっぺを叩き洗面所へ向かう




黒尾「おっ、噂をすれば〜ってことでお邪魔虫は消えますね〜」




A「えっ？！寝癖直しに来たんじゃないの？！」





黒尾「……治らないんですー！じゃ！」





A「えぇ…あっ、信介おはよう〜」




北「おはようさん」




A「相変わらず早起きだね〜」




北「せやな。この時間に起きるってのが習慣付いてはるし」




Aは、早起きやなと言うと、朝の出来事を話しはじめた




北「なんやそれ、恨まれとるんちゃうか？」




と、冗談で言えば




A「いや、なんでそうなるん！笑」





ふわふわと笑うA




A「し、信介…？」





北「？…っ！すまん、無意識やったわ」




A「…あっ」




アカン…無意識にA顔に手伸ばしてたわ




A「は、離そんといて…信介の手…冷たくて気持ちいいわ」




北「…そうか」




また手を伸ばし、ほほに添える









A「痛っ！ひょっと！は、はなひへ〜」




北「ええ顔してるわ〜」




A「やめへ〜！」




ほっぺを掴んでた手を離し、頬を擦る




北「すまん、すまん。可愛すぎてつい」




A「えっ///」




北「…〜っ！」




A「今のっt」




北「な、なんでもない！気にせんといて！」





誤魔化すように顔を洗いタオルで拭く




北「…なに、見てるんや」





A「耳、真っ赤やで？」




北「っ！そ、そういうAこそ顔赤いで？」




A「えっ？！」





手鏡で出し顔を確認するA




A「赤くなってへんやん！」




北「冗談や笑…戻るで〜朝ご飯の時間迫ってはる」



A「げっ！お腹すいたと思ったわ〜」



北「…」



なぁ、あの反応期待してええんか？A

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