Story 24『 The last rebellion 』 ページ36
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『柔らかな春の日差しを感じられる今日この頃
めでたく、この夢ノ咲学院を卒業される先輩方へ
在校生を代表して、お祝い申し上げます』
暖かい日差しに、定例の儀式のような卒業式。
お世話になった先輩方には礼をしてもしきれないほどで、込み上げてくる涙を必死に堪える。
そうしてはっとする度、3年生の席の方に一瞬目線を移し、そこに人がいることにほっとする。
『最後になりますが
先輩方と掛け替えのない学生生活を送れたこと
それは、俺達にとって一生の宝になるでしょう
そんな宝を与えてくれた先輩方に、感謝の気持ちを込めて
…本当に、ありがとうございました』
壇上で、見違えるほどぴんと伸ばした背に
見たことないくらい優しい笑みで答えるのは、『皇帝』と呼ばれた、夢ノ咲怒濤の時代を勤め上げた生徒会長だった。
卒業生の席、そして在校生の席には、空いているspaceがちらほら見受けられる。
そうして、講堂に大きな音が響くと同時に、『彼女』も席を立った。
私もそれと同時に席を立つ。
「…お姉さま、講堂裏へ向かわれました」
『うん、見てた
多分これから始まる卒業ライブの仕事だと思うけど、念の為見てて
あと俺達もそろそろ卒業ライブの準備だから、わかってると思うけど動いてね』
『もうとっくに動いてるよぉ』
『アタシ、裏に行ってる最中よォ』
『ん、りょーかい
おれ今から』
「私も今から向かいます」
形式的な卒業式。
その後の、それぞれunit毎の卒業live。
きらきら輝くこの舞台を、美しいまま彼女に見せてあげられていれば
今、こうはなっていなかったのだろうか。
『僕達の卒業を祝ってくれてありがとう
これからは、今までの在校生の皆への感謝を伝えると共に、僕達の今までの成果を披露する場
今までありがとう
君達のおかげで、僕達はここまで強く、輝くアイドルになることができた』
いいや、あれがあったからこその私達だ
あれがあったからこその、美しい幻想の世界への反逆だ。
『最初は、僕達fineだ
何よりも美しい音を奏でよう』
美しい世界こそが、正しい世界だとは限らない。
「お姉さま、お仕事ですか？
裏までご一緒しても？」
────反逆せよ。
──望み通りの美しい、幻想の世界に。
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まひる(プロフ) - 雪羅さん» 時間なんて気にしません！！←ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡自分勝手な妄想ばかりですがそう言っていただけると凄く嬉しいです(人*´∀｀)他の妄想にもお付き合いいただけると嬉しいです〜(*´∇｀)ﾉ (2020年9月23日 19時) (
レス) id: f98a768e19 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - 今更ですが完結おめでとうございます！漫画化、アニメ化してほしいほどまとまっていてワクワクするストーリー、とてもすごかったです。これからもまひる様のお話を楽しみにしてます！ (2020年9月23日 8時) (レス) id: 97af87c013 (このIDを非表示/違反報告)
まひる(プロフ) - Mashiro Lioさん» 最後までお付き合いいただきありがとうございました！普通のところとシリアスのところの対比が上手く伝わったようで良かったです(*’ｰ’*)ﾉまた、地の文に多少英語があるのは、この第４章の視点が司くんの為、和製英語等は英語表記、ということです(*´-`) (2020年8月17日 8時) (レス) id: f98a768e19 (このIDを非表示/違反報告)
まひる(プロフ) - 無気力のおにぎりさん» 最後までありがとうございました！他の作品も徐々に進めますね｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ご期待に添えるよう頑張ります(人*´∀｀) (2020年8月17日 8時) (レス) id: f98a768e19 (このIDを非表示/違反報告)
Mashiro Lio(プロフ) - 完結おめでとうございます！｢シナリオ『spring』へ戻る。｣というのが、わかってはいつつも何だかひんやりした感じを受けて、本編との対比が……。最後は無事｢ズ！！｣に移行できたということですかね。ところで最後の方、地の文に英語が増えたのは、なぜでしょうか？ (2020年8月17日 7時) (レス) id: 97626e8ffb (このIDを非表示/違反報告)
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