【文スト】危険人物に生まれ変わったので生を謳歌してやろうと思った。勿論後悔も反省も全然していない。

外出が六回 ページ8

A視点




特一級危険異能力者と主人公という良く判らない組み合わせの雑談はまだ続く。




私は横にリュックを置いて、草の生えた河川敷に寝っ転がる。

夕日と所持金が相まってなんか子供になった気分である。




『そんな訳で私は今夜の寝床も無いんだよねぇ。いやぁ大変大変。』



「大変そうには見えませんけど………というか、そのパトロンさんを頼らないんですか？

パトロンさんって日本にはいないんですか？」



『さんは付けなくても良いよ、私のことじゃないけど。

あとパトロンは世界中にいるよ？沢山の場所に沢山のパトロンが。具体的に言うと比喩でもなんでもなく世界中。

行く先々に出来たからね。我ながらヤバイよね。』




そう言ってから敦君の言葉を今一度考え、言う。




『………もうそれでいいかな！いいな！今後はもう割り切って使おうか！！今度政治家辺りにマンションでも買ってもらお。

何か頼るの嫌だけど………しゃあないか。ちょろい。』



「家に泊めて貰わないんですか？」



『やだよ絶対に襲われるじゃん！私経験ないのに！前世と合わせても初なのに！

あとほぼ知らない人間と一つ屋根の下とか無理に決まってんだろ！クソコミュ障なめてんじゃねーぞ！！』



「コミュ障………」



『おっとなんだ物申したそうだな？喧嘩なら買うよ？』




とかなんだか言ってると、太宰さんが川から流れて来る。

わぁ記念すべき原作一話がガチで始まる！最高！しかも目の前で行われるとか最高！！最高！！

なんだここ天国！？天国か！？

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