【文スト】危険人物に生まれ変わったので生を謳歌してやろうと思った。勿論後悔も反省も全然していない。

外出が十九回 ページ21

A視点




でもまぁもう少しここにいるか、と運ばれて来た珈琲のお代わりと共にケーキを一つ頼む。

原作見て行きたいしキャラと絡みたいし。もうちょっと此処に居てもドアはぶち破られないだろう。




『で、その大荷物は何だねあつぴっぴ。』



「ああ、これは家財道具で………えっあつぴっぴって僕ですか！？」



『そうだよ。でも家財道具買ったって事は家見つかったの？パトロンに買ってもらったの？』



「全部パトロンに結び付けるの止めてください！違います、武装探偵社に入ったんですよ！」



『へぇ、でもあそこの入社試験って大体クレイジーでしょ？よく通過したね？何したの？』



「いや………そうでしたけど、何で知ってるんですか？」



『二年前に色々パトロンから聞いたの♡』




語尾にハートが付きそうな勢いでそう言ってにっこり笑えば、あ、そうですか………という雰囲気になった。

やべぇなもう私完全に変人扱いじゃん。全然構わないし寧ろもっとやれ。




「あ、それです！その件については本当にすンませんでしたッ！！」




と谷崎君が頭を下げたのをきっかけに、原作の展開が始まって行く。

よかったよかった。私が居る所為で原作が始まらなくて見れなかったらどうしようかと。

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