どろり。 2 【東京卍リベンジャーズ】

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「ハイ。しっかり聞いてました」


黒い影からゆらりと現れたのは三途。島村は急に現れた三途に驚きを隠さずにいた。




「は…？だ、誰？」
「裏切り者の対処法は伍番隊の春ちゃんに任せるね、Aはもう帰ろうかな」
「ハイ。任せてください。では」

混乱している島村をいない者とし、会話をするAと三途。


「じゃあ、後はよろしくね。春ちゃん♡」
「気をつけて帰ってくださいね」

ばいばーい、と手を振り鳥居の方へ消えていくA。三途は姿が見えなくなるまで頭を下げ続け、漸く島村の方へと向き合う。



「…お前よォ〜、あと1週間粘れよ。マイキーとの賭けに負けたじゃねーか」
「賭け…？意味がわかんない、説明してよ！」
「チッ、俺も2週間に賭けときゃあよかった…まあ負けちまったもんは仕方ねェか」
「き、聞いてるの！？」


支離滅裂なことを話し出す三途に痺れを切らした島村は、三途に怒鳴りつける。


「うるせぇなあ…お前、これから先がねェんだから説明したって意味ねーだろーがよォ」

そう言った三途に島村は鳥肌が立つ。先が無い、即ち…





「冥土の土産に教えてやるよ、伍番隊(オレの隊)の信条」


すっかり腰が抜け、地面に情けなく座り込み震える島村に目線を合わせる様に、三途は身を屈める。









「裏切り者は粛清(スクラップ)♡」

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