検索窓
今日:17 hit、昨日:91 hit、合計:1,161,210 hit

82 ページ32

.

「送って貰っちゃってごめんね三途くん」
「いえ、Aさんの頼みなら何でも聞きますよ、俺」
「あはは、頼もしいなあ」

無事に家まで送ってもらったAは三途にお礼を言う。

「ありがとね、三途くん」
「………あの。1つだけ、ご褒美くれませんか」
「ご褒美?いーよ、何が欲しいの?」

お菓子?ジュース?とAは三途に尋ねる。




「…俺のこと、下の名前で呼んでくれませんか?」


そう言う三途にAは目を丸くした。


「なんだ、そんなことでいいの?幾らでも呼ぶけど…」
「ほんとですか?」
「うん!でも春千夜くんじゃ長いから…」

うーん、と唸るA。
そしてあ!と声を上げた。


「春ちゃん!は…ダメ?」
「春ちゃん、ですか」
「うん…ヤだった?」

三途の機嫌を伺うように、顔を覗き込むA。


「いえ、Aさんが呼んでくれるなら何でも嬉しいです。ありがとうございます」
「それならよかった…!じゃ、春ちゃん。また集会でね。ばいばい」


そう言って三途へ手を振りながら家の中へ入っていったA。
三途はAの姿が見えなくなるまで頭を下げ続けた。









___

「ッはあ…A♡」




「なぁんも知らねぇでかァわいいなあ♡ずっと猫被っててよかった♡やっと接近できたぜ」



「このままAの近くにいれるなら、(春ちゃん)は何だってしてやる♡」

83→←81



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (826 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2290人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まる(プロフ) - 律さん» ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - YUKIさん» よかったです…!続編もよろしくお願いします。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
- 90話が2つあります (2022年3月24日 14時) (レス) id: 9309c00326 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI - 見るのが初めてだったのでよかったです。 (2022年3月1日 17時) (レス) @page32 id: 4941e1735c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 芹奈さん» 遅くなり申し訳ございません。ご指摘ありがとうございます。訂正致しましたので良ければご確認ください。 (2022年2月3日 1時) (レス) @page16 id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まる | 作成日時:2021年9月21日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。