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「そっか、A体調崩しちゃったんだ」

後で真一郎くんにお礼言っとかなきゃね、と笑うA。


そのAにべったりとくっつくのはエマ。
…それを見て拗ねるのはマイキー。


「Aちゃん、今度ウチとも遊ぼうよー!」
「うん、遊びたい!A、女の子友達いないから嬉しいなあ」


2人の空間はまるで花が咲き誇っているような雰囲気で、マイキーは更にブスッと膨れ上がる。


「こーなるからエマに紹介したくなかったんだよ…」
「え、マイキーわざとだったの?」

Aが目を丸くしてマイキーに尋ねると、マイキーは返事をせずにAの膝の上へごろりと転がった。


「うわっ、マイキー変態!」
「Aは俺のだし!」
「違うよ!ウチのAちゃんだもん!」
「えええ…」


膝の上のマイキーと腕に絡みついたエマの言い争いが始まり、狼狽えるA。


「おいおい、Aが困ってんだろーが」

そこに現れた救世主、真一郎。

Aを軽々と抱き上げ、マイキー、エマの2人から引き離した。


「あ、ありがと真一郎くん」
「どーいたしまして。もう体調大丈夫か?」
「うん!元気!」

Aを抱いたまま話す真一郎に、マイキーとエマの猛攻撃が始まる。


「シンイチロー良いとこ取り!!」
「Aちゃん離してよ、変態!」
「ロリコン!」

散々な言われように真一郎の額にどんどん青筋が立つ。

遂に堪忍袋の尾が切れた真一郎。Aをマイキー、エマの手が届かないよう高く抱っこすると


「…絶対お前らだけには渡さねー」


そう言い捨て走り出した。



「あー!逃げた!」
「追いかけんぞ!」

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まる(プロフ) - 律さん» ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - YUKIさん» よかったです…!続編もよろしくお願いします。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
- 90話が2つあります (2022年3月24日 14時) (レス) id: 9309c00326 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI - 見るのが初めてだったのでよかったです。 (2022年3月1日 17時) (レス) @page32 id: 4941e1735c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 芹奈さん» 遅くなり申し訳ございません。ご指摘ありがとうございます。訂正致しましたので良ければご確認ください。 (2022年2月3日 1時) (レス) @page16 id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まる | 作成日時:2021年9月21日 17時

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