標的32…初の殺しと貸し(後編) ページ35
続き
空中を舞ういくつものダイナマイトは、俺達に真っ直ぐに降ってくる
『Σうぉっ!?』
恭「そう死に急ぐなよ」
慌てる俺をよそに、恭弥は瞬時に縮めてしまっていたトンファーを伸ばして、全部のダイナマイトをはじき返す
はじき返されたダイナマイトは、予想通りに沢田くんの部屋で爆発した
恭「彼ら、やっぱりマヌケだね」
『アレがあいつらのやり方なんだから、仕方ねーな』
恭「ふーん…つまらないな。じゃあ、帰ろうか」
『んにゃ。ちょっと待ってみよーぜ?』
恭「?」
そうして少し待っていれば室内から出ていた黒煙が収まって、生き返ったーって悲鳴と、安心したような笑い声が聞こえてきた
それを聞いて俺はやっぱりな…っと笑ってるのを見て、恭弥は怪訝な顔でそれを睨んできた
恭「……わかってたの?」
『まーな。電話する手間も省けたし、赤ん坊に貸しが作れたし、別にいいんじゃねーか?』
恭「……はぁ…仕方ないね」
疲れたようにため息をこぼしながらバイクにまたがった恭弥に続いて、俺はその後ろに来た時と同じようにしがみつく
そんなこんなで自宅に戻ってきた俺の携帯に、名前を登録したばかりの奴から電話が…
『もしもーし、坂田ですけどー』
リ《リボーンだぞ。お前、わかってたな?》
『おーおー、単刀直入だな…ま、わかったんだけどな』
リ《なら話ははえーぞ。死体処理は必要なくなったんだ。手間かけさせたな》
『いや…だったらよ、一回恭弥とガチでやり合ってくんね?
いい加減、溜まったストレスを吐き出させてやりてーんだ』
リ《そうしてやってもいいが、オレはファミリー…特にツナとその周りの一般人出身の奴らの教育で忙しいんだ
それに、ヒバリの相手をすんのはオレじゃねーからな》
『ん…相手を用意してくれてんのか?』
リ《ああ。オレの元教え子でな…まだ時期ははえーが、きっといい刺激になると思うぞ》
『そうか…なら、その時期ってのを楽しみに待っとく』
リ《そーしてくれ。お前にもいずれ、そういう奴をよこすぞ》
『サンキュ。んじゃあな』
リ《ちゃおちゃお》
ブチッ
また、同じ相手から同じようにきられたのに、今回はイラつきも疲れもない…どころか、少し楽しかった
恭弥の相手になる奴で、刺激になる奴…俺への被害が少しでも減るっつーことか!!
あー!!早く来いよ、赤ん坊の元教え子ー!!
標的33…スシ屋と借金(前編)→←標的31…初の殺しと貸し(中編)
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十六夜☆(プロフ) - モエナさん» コメントありがとうございます!メガティブになってた所を修正しました。教えて下さりありがとうございます! (2018年6月18日 12時) (レス) id: daaab74543 (このIDを非表示/違反報告)
モエナ(プロフ) - 銀魂とリボーンのコラボ好きです!応援してます!後、標的6の最後辺りのネガティブがメガティブになってます。気になったのでコメントさせて頂きました! (2018年6月17日 18時) (レス) id: 108ca69897 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 銀魂とリボーンの作品が大好きで、凄く嬉しい作品です。雲雀さんカッコいい!!これからも無理せず更新頑張ってくださいね応援します。 (2018年6月10日 17時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - 銀魂きたーーーーーー!!!!!!!!!!!これからどうなるのかが楽しみです!更新頑張ってください! (2018年6月9日 16時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2018年6月9日 13時