【銀魂×REBORN】銀の刃となりて炎を灯す【始まり・日常編】

標的２５…応接室と危機一髪（後編） ページ28

続き


あーあ…なんて言ってたら、併設されたキッチンの方までススが広がってるのが見えた

そっちまで行ってみりゃあ…ラップでくるんでるとはいえ、ハンバーグはススだらけになっちまってた


あーあーあ……あの赤ん坊、今度あったら一言は文句言ってやろう、そうしよう


そんなことをしている間に、恭弥は他の風紀委員を呼んでススだらけになっちまった家具を撤去させて、新しいのを手配させる


そうこうして落ち着いた応接室で、恭弥は何か楽しそうに…新しいおもちゃを見つけた子供みてーに、わくわくした顔をしてた



恭「あの赤ん坊…また会いたいな」

『会えんだろ。恭弥も俺も、あの赤ん坊にゃあ興味持たれちまったみてーだからな』

恭「A…あの赤ん坊とは、いつから知り合いだったの？」

『春終わりの梅雨前くらいに、沢田くん…お前を殴った変わり者の草食動物くん…と、知り合ったおかげでな
あいつはあれの家庭教師で、沢田くんをマフィアのボスにするために、仲間集めをしているんだとか…』

恭「は？…つまり、僕や君は、その草食動物の仲間の候補ってわけ？」

『…らしいぞ？』

恭「ふざけないで…咬み殺すよ」

『いや、俺に言われたってなあ…』



仲間=群れの方程式が頭の中でできあがってる恭弥は、わかりやすく怒りながら睨んでくる…俺に言われたって、どうにかできるわけじゃねーしな


今は、普通の生徒は午後中…

そんな中、恭弥は何を思ったのか立ち上がって部屋を出ていこうとする…なんか、すげーイヤな予感がすんだけど



『…ど、どうした？』

恭「…ねぇ」

『Σお、おう！？』

恭「今さ、すごくイラついてるんだ…あの群れも咬み殺せなかったし、せっかく見つけた獲物にも逃げられた…」

『そ、そうか…』

恭「だから、さ…」



そこで俺の方に振り向いた恭弥の表情は…獲物に狙いをつけた獣そのもので、手には鈍く光るトンファーがしっかり握られている…か、顔が凶悪犯そのもの！？



恭「…殺ろうよ」

『……き、拒否権は…』

恭「あると思ってるの？」

『…で、ですよねー』



その後、屋上で散々バトられて決着はつかず、夕食はハンバーグを強制させられた…夕食は決めてたからいいんだけど、なんで俺がこんな目に…


あの赤ん坊…ついでに沢田くん！

ぜってー！！一発ぶん殴ってやるからなーっ！！

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