【歌い手】僕がきみにプロポーズする5つの理由【短編集】 (ページ8)

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I promice you. from un:c ページ8

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「かっわいー」

なんて言ったらすぐ照れるし、

「ただいまー」

って言ったらおかえりって返してくれるし、

「いっつもありがとね」

って言ったらお腹に頭ぐりぐりして、

「硬い」

なんて言うし(照れ隠しって知ってるけど)、

「ごめんね」「大丈夫？」

って言ったら、

「そんなこと言わせちゃうつもりじゃなかった」

なんて泣かせちゃうから、ほんとに僕は悪い男かもしれない。きみは間違いなく満点ガールだけど。

ことばの反応のひとつひとつを絵にして、写真にして残しておきたいくらい愛おしいから。
女の子がみんな、触れたら壊れちゃいそうな砂糖菓子なら、きみを壊すのは僕がいいから。
きみは可愛いだけのお人形さんじゃないって知ってるから。頑張ってるのだって知ってるし、いつかぼろぼろ涙をこぼして泣いてたのを慰めたこともある。

算数のはなしだけど、だいたいゼロとヒャクを足して割ったら、半分くらいにはなれるでしょ？そしたら、きみは、ずっと満点でいなくてもいいんだよ。

僕といるときくらい。わがままでいてほしいし、頑張りすぎてほしくないから。

「ね、明日はさ、僕のわがまま付き合ってよ」

どんなわがままかは、まだ秘密ね。