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6話 ページ7

《出口だ!助かったぁ!》


その光にゴンキルア私はハッとし、一気に階段を駆け上がっていった。


「「『ゴーール!』」」


そう言いながら3人は同時にゴールした。


ゴ「やったー!俺の勝ち!」

キ「なに言ってんだ!俺の方が速かっただろ!」

ゴ「俺だよー!」

『間をとって私でしょ!』

キ「それはないね」

『なんでよ!』



どんどんと1位の取り合いが続く。



ゴ「ねえ、どっちが速かった?」

サ「私の目には同着に見えましたねぇ」

ゴ「そっかあ…じゃあ俺がキルアにご飯奢る!
Aは俺にご飯を奢って、キルアはAにご飯を奢る!」

「『なんだよ…それ…』」

ゴ「ねぇ、サトツさん。ここが2次試験会場なの?」

サ「いいえ、まだまだ先ですよ」

ゴ「なぁんだ…」


ゴンとキルアと地面に座って話していると、レオリオとクラピカもゴールしてきた。


ゴ「やぁクラピカ!」

ク「あぁ…ここがゴールか?」


クラピカも息が上がっているが、レオリオも肩で息をするくらい疲れていた。


ゴ「違うってさ!」

ク「そうか…霧が晴れてきたぞ」

ゴ「 本当!?うわぁあ!」


霧は徐々に晴れていき、先が見えるようになった。


サ「ヌメーレ湿原。通称詐欺師の塒。二次試験会場へはここを通って行かねばなりません」


この湿原にしかいない珍奇な動物達、その多くが人間を欺き、食糧にしようとする狡猾で貪欲な生き物だという。


サ「十分注意してきて下さい。だまされると死にますよ」


と人差し指を立てながら念を押す。


サ「この湿原の生き物はありとあらゆる方法で獲物をあざむき捕食しようとします。標的を騙して食い物にする生物達の生態系……詐欺師の塒と呼ばれるゆえんです」


注意深くしっかりと私の後を付いてきて下さい、とサトツさん。



するといきなり背後から大声が響く。


「ウソだ!そいつは嘘をついている!!」



よろめきながら現れたのは傷だらけの男。



「そいつは偽物だ!試験管じゃない!俺が本当の試験管だ!」


サトツさんを指さして懸命にアピールする様は怪しげだが、受験者達を惑わせるには十分だったようだ。


ハ「偽物?どういうことだ!」

レ「じゃ、こいつは一体…?!」


レオリオやハゲ男が訝しげな声を上げる。

これを見ろ!と男性が受験者達の前に見せたのは傷だらけの猿。


どういうこと?嘘…?1次試験の時から始まってるの?


受験生の顔付きは困った顔をしているような人や、にこやかに笑う者等が見られる。

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設定タグ:HUNTER×HUNTER , キルア , 原作沿い   
作品ジャンル:恋愛
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まりも(プロフ) - リフレインさん» 大変申し訳ございません!!!学校生活が忙しく頂いたコメントに返信が出来ていませんでした(><)リメイクが終わりましたので2を出してます!! (2021年7月8日 21時) (レス) id: f11f60c757 (このIDを非表示/違反報告)
リフレイン(プロフ) - すごく読むのがたのしかったです2が見たいのに見れない…(泣) (2021年6月7日 19時) (レス) id: e34760b102 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - にっしぃさん» 初コメありがとうございます!(><) 作品を楽しんで頂けて嬉しいです!これからも更新頑張りますね!´`* (2021年3月22日 22時) (レス) id: f11f60c757 (このIDを非表示/違反報告)
にっしぃ - 素晴らしいと思います!応援してます! (2021年3月22日 19時) (レス) id: 58d1be9695 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まりも x他1人 | 作成日時:2021年2月5日 0時

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