41話 ページ42
ゼ「さっき君らも見たでしょ?でかい生き物の腕を。あれはミケといってゾルディック家の番犬なんですがね。家族以外の命令は絶対きかないしなつかない。」
10年前に主から出された、“侵入者は全員噛み殺せ”という命令を忠実に守っているというのだ。
あ、忠実じゃないやな、喰い殺してるから、とゼブロ。
ゼ「とにかくミケがいるからあんた達を中には入れられない。坊っちゃんの大事な友達をガイコツにするわけにゃいかないからね。」
ク「守衛さん、あなたは何故無事なんですか?あなたは中に入るんでしょう?」
中に入る必要がないのならカギを持つ必要もないですからね、とクラピカは持ち前の頭脳を発揮。
ゼ「半分当たりで半分ハズレですね。これは“侵入者用”の
カギなんですよ。」
こういう連中は不思議なもんで、10人中8、9人は正面から堂々とやってくる。
それで扉が開けられないと壊してでも正面から入りたがるので、脇の方にわざわざカギ付きの扉を設けたのだそう。
そして、ゼブロさんは守衛ではなく、ミケの後片付けをする掃除夫なのだと伝えた。
「何?!」というレオリオは門の前へ。
どれほどレオリオが押しても引いても開かない。
ゼ「単純に力が足りないんですよ」
レ「アホかー!!全力でやってるってんだよ!!」
ゼ「まぁご覧なさい。この門の正式名称は“試しの門”。この門さえ開けられないような輩は、ゾルディック家に入る資格なしってことです。」
上着を脱いで精神統一したゼブロは扉を力いっぱい押した。
すると門はギィゴォォン、とものすごい音を立てて開いたのだ。
『WOW…』
ゼ「ふぅーー、ご覧の通り扉は自動的に閉まるから、開いたらすぐ中に入ることだね。年々これがしんどくなってきてねェ……」
でも開けられなくなったらクビだから必死ですよ、とゼブロ。
試しの門は1の扉で片方2トンあるらしい。キルアはそれを3の扉まで開いたらしい。
ゼ「おわかりかね?敷地内に入るだけでこの調子なんだ。住む世界が全く違うんですよ」
『…ねぇ、ぜブロさん。私やってみてもいい?!』
ライリー兄さんとマリー姉さんに長い間修行をつけて頂いて、念も習得していたので自信はあった。
ゼ「えぇ、いいですよ」
私は許可を貰って皆に否定されながらもお腹を抑えながら門の前へ立つ。
冷たい門に両手をつけ、傷が開くのを防ぐ為、お腹と両手に念を込める。深呼吸をし、一気に扉を押した。
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まりも(プロフ) - リフレインさん» 大変申し訳ございません!!!学校生活が忙しく頂いたコメントに返信が出来ていませんでした(><)リメイクが終わりましたので2を出してます!! (2021年7月8日 21時) (レス) id: f11f60c757 (このIDを非表示/違反報告)
リフレイン(プロフ) - すごく読むのがたのしかったです2が見たいのに見れない…(泣) (2021年6月7日 19時) (レス) id: e34760b102 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - にっしぃさん» 初コメありがとうございます!(><) 作品を楽しんで頂けて嬉しいです!これからも更新頑張りますね!´`* (2021年3月22日 22時) (レス) id: f11f60c757 (このIDを非表示/違反報告)
にっしぃ - 素晴らしいと思います!応援してます! (2021年3月22日 19時) (レス) id: 58d1be9695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりも x他1人 | 作成日時:2021年2月5日 0時