躾 9 ページ9
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────────躾が必要だね
『…っは…や…!!』
"躾"
私を人だと思っていないような、即ち調教という事
目の前の彼は心の底から怒り狂っている
感情こそ顔には出さないものの、それが更に私の恐怖心を煽る
また、これだ
呼吸ができない、苦しくて吐き気が止まらない
どんどん自分が彼に支配されていく
彼の事が頭から離れなくなる
「うふ…鬼ごっこかい?」
『や…こないで…ッ!!』
詰め寄る彼から一刻も早く逃げなければと脳が司令し、震える足を全力で動かす
涙で視界が揺らぎ、まともに彼の顔も部屋も見えない
ベッドの上を走り過ぎ、より彼から離れる
「酷いなあ…早くこっちに来て?」
ベッドの向こう側から彼が笑顔でこちらを見る
ベッドに足をかけ、ただでさえ高いのにベッドの高さがプラスされ天井につきそうだった
高身長の彼から見下ろされるのはかなりくるものがあり、恐怖の余りその場で崩れ落ちる
今すぐにでも立たないと、彼に捕まってしまうというのに、足が機能しない
「あれ、もう終わりかい?
ほーら、早く逃げないと捕まってしまうよ?」
『…っやめ…や…こな、いで…ください…ッ』
最早彼を視界に入れることすら恐怖を感じ、固く目を閉じる
真っ暗な視界の中で人の気配だけを感じ、彼がいつどこから来るかわからない
下を向き、太ももに置いた両手は震えが止まらない
彼の重く力の篭った大きな手が、私を強引に包み込む
引き寄せられた体は抵抗する術を知らない
彼の胸板に投げ込まれ、鼻の中を彼の香りが突き抜ける
「捕まえた
──────────もう、逃がさないよ」
1トーン低く私の耳元で囁く
彼の吐息が耳にかかりくすぐったい
そのまま私をベッドへ引き戻し、思いきり投げ飛ばされる
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茉耶 - 最近あひゃこさんの夢小説ばっかり見ていつも泣いてます!毎回いい作品をありがとうございます!!また太宰さんの小説書いて欲しいです! (2019年8月11日 16時) (レス) id: 2037e6e45f (このIDを非表示/違反報告)
−こま−(プロフ) - 太宰さんんんんん!!かっこいいーー!!!好きですううう!作者さんも、太宰さんも愛してます← (2018年11月22日 20時) (レス) id: 43a4a6fc1b (このIDを非表示/違反報告)
長月冬麻(プロフ) - すっっっごい面白かったです!ヤンデレ文豪さん、ほわぁ…真逆中也さんがあんなことをしていたなんて、さいっっっこうのドンデン返しでしたっ!私あんまり死落ちのヤンデレさん好きではないんですけど、すっっっごい面白くて、好き以外に選択肢がなかったです。 (2018年7月28日 19時) (レス) id: 0ab6a974b3 (このIDを非表示/違反報告)
あひゃこ(プロフ) - かしさん» コメントありがとうございます! いつも死ぬ時は大体途切らせちゃってるのでわかりずらいんですよね(><)すみませんm(_ _)m 閲覧ありがとうございます! (2018年6月19日 21時) (レス) id: 782bc5610f (このIDを非表示/違反報告)
かし(プロフ) - 物凄く面白かったです!最後に夢主の回想が途切れた時はえ?あれ?タブレット壊れた?と思いましたが、そう言うことだったんですね! (2018年6月19日 17時) (レス) id: 5b825520a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:私です x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2018年3月27日 11時