某探偵社員、宮城へ。2

任務６９ ページ38

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『──────ということがあってですね。全く、太宰には毎回手を焼いていて…国木田くんとよく喧嘩をしているんですよ』




2人の喧嘩話を聞かせれば、それにはみんなも苦笑いするしかないようで。




仲間が増えたみたいでよかった(？)




「俺、時々思うんだけどさ、あの二人ってなんで仲悪いのにいつも一緒にいるんだろうな」



「それは俺も思った」




『それに関しては同感です、意味わかんないですよね。戦いに関しては凄く心強いんですけど、あのコンビ』



「「へぇ〜…」」




やっぱり誰の目から見てもあの二人は異様みたい。



そんな彼らでも戦闘になれば見事な連携で敵を倒すんだよねえ……不思議だ。









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そんな事を話している間に、目の前に白いドアが見えてくる。



あれだ。あの先に、一之瀬チサトがいる。




直感的にそう思った。







『皆さん、気を付けてくださいね』



私の声のトーンが下がったのが分かったのか、彼らはうなずいて私の後ろへと回った。







さあ、ご対面だ。








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