私の中に眠る力

目覚めだす ページ9

おばあちゃんのペンダントを付け出して早1週間。





でも、ペンダントをつけてからずっと不可解なことが続いてる。


何か私の身に困ったことが起こると、必ずペンダントが光って助けてくれるの。




…正直少しだけ怖い。
なんか、奇妙じゃない？



それに何故、助けてくれるのか。


何故、ペンダントが私を守るのか。


意味がわからなかった。







…どうしてなの？


誰にも相談できず1人力に不信感を覚える日々。





それでも、私はおばあちゃんのペンダントを鞄に入れて学校に通う。


ペンダントさえ外せば何も困ることはないのに。
自分でもバカなのかなって思うけどペンダントがないとすごく不安な気持ちに駆られるの。






だから、ずっと肌身離さず持ち歩くようになっていた。


ないと不安になるってまるで依存症だな。


そう思いながら私は歩む速度を早めた。


今日は何も起きませんようにって願いながら。









そして、ある日私の力は目覚める。








このペンダントは魔法界最強の魔法使いに送られるもので、あなたは魔法学校に通えますよっていう印なんてあの時の私にはわからなかった。


手紙が届いたおかげで今の生活がある。





これから先の未来はどうなるんだろうね。





ちょっと楽しみになってきたな。





何も知らない昔の私さん。

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