番外編 目立つ 美門side ページ8
俺らは、今日アーヤのことを授業後、送ることにした。
アーヤは目立つことが苦手だから、俺らに送ってもらうのを決して快く思っていない。
でも、アーヤの困ってる顔も可愛くてつい、いじわるしたくなってしまう自分がいる。
ごめんね、アーヤ。
家まで送ることだけ許してよ。
三谷Cと、三谷B、そして俺のHSのクラスも、他の秀明ほクラスと比べ、授業が早く終わったから、秀明の玄関でアーヤのことを待っているといつのまにか女子達に囲まれていた。
もともと、嗅覚が鋭い俺は女子達の香水の匂いがすごくきつい。小塚お手製のマスクのおかげでだいぶ緩和されてるけどね。
それに、こんな囲まれていたら、アーヤのことが、見えなくなってしまう。
若武のほうを見てみると、目立てて満足みたいな顔してるけど、上杉は、俺よりもっとげんなりとした顔をしていた。
それぞれ大変だなと苦笑いしながらKZの奴らを見ていると、微かにアーヤの匂いがしたんだ。
でも、匂いがした方を見てもアーヤはいなかったんだ。
七鬼も、
「霊じゃないけど、何か強い力を感じる」
という意味深発言をしていた。
俺の方に匂いが近づいてきて、遠目だったけどアーヤのことを必死に探したんだ。
でも、アーヤは見つからなくて、どんどん匂いは遠くなっていく。
いつのまにかその匂いは外のほうからしてきた。
「若武、アーヤの匂いが外からしてくる。外に出よう。」
俺がそう言うと、
「美門！それは本当か！ならいますぐ外に出るぞ」
そう言って、若武が歩き出した。そうすると周りにいた女子たちが道を開け始める。
その後ろに俺らもついていく。
とりあえず秀明から出てアーヤのことを探すことにした。
まだ匂いがすぐ近くにあるはずなのに、アーヤは、どこを見てもいなかった。
とりあえず俺らは、匂いを辿ってアーヤを探すことにした。
俺を先頭にみんなが歩き出す。
そして、アーヤの匂いを辿っていると、さっきまで見えなかったアーヤの姿が突然見えたんだ。
「あ、アーヤ？」
そう尋ねると、アーヤは心底驚いたみたいな顔をして、
「なんでみんながここにいるの？」
と俺らに尋ねてきた。
「それは、アーヤを送るためだ！」
若武がそう言い、俺らは途中からではあったけれどアーヤのことを家まで送った。
でも、俺は今、不思議に思っていることがある。
なぜ、アーヤが突然現れたのかについてだ。
理由はもしかして……。
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クッキーベル(プロフ) - 美幸さん» コメントありがとうございます！！この作品の存在すっかり忘れてました！←は 最近ろくに更新できてなくてすいません…(汗)続きも頑張らせて書かせていただきたいと思います！ (2020年8月29日 22時) (
レス) id: 456e770b4f (このIDを非表示/違反報告)
美幸 - 面白いです。つづきがんばってください。応援しています (2020年8月29日 21時) (レス) id: 2923a62ad5 (このIDを非表示/違反報告)
クッキーベル(プロフ) - ありがとうございます！！こんな駄作を褒めてくださる読者様は本当に神様です！！この作品あんまり更新してなくてすいません(土下座) こちらの作品もまだまだ頑張りますんで、これからも応援してくださったら嬉しいです！！ (2020年6月17日 18時) (レス) id: 456e770b4f (このIDを非表示/違反報告)
紗和奈@視力低下につき“無”浮上(プロフ) - わ、すごく面白い…！尊敬っ！更新、無理のない範囲で頑張ってください！応援しています！ (2020年6月17日 18時) (レス) id: 5365fef273 (このIDを非表示/違反報告)
クッキーベル(プロフ) - 華菜原 舞衣さん» わわっ！コメントありがとうございます！！！私が天才作者！？そんなわけないですけど、すごく嬉しい褒め言葉です！！！これからも更新頑張りますので、応援よろしくお願いします！！ (2020年5月18日 17時) (レス) id: 456e770b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クッキーベル | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp
作成日時：2020年4月24日 8時
