私の中に眠る力

夢か現実か ページ11

今、目の前で起きていること、それは手紙の中の人が話してるっていうこと。





あまりにも現実味を帯びてないこの話に不信感を抱いた。


…そもそも、これは夢？


そう思い、軽くほっぺたを抓ってみることにした。


んー、痛い。


これは現実なのかな…？それとも、夢…？


とりあえず、まずはこの出来事を現実だと仮定し、何が起きたのか整理してみることにした。、


確か、朝、起きると枕元に手紙が置いてあったんだよね。


その次に、私が宛名を探した


そして宛名が書いてなく、不審に思ったわたしは机の上に手紙を置いた


そしたら、ペンダントが光って知らないおじいさんが手紙の中から現れた…。


やっぱり訳がわからない


とりあえずペンダントを首から下げて、ママに相談しにいくことにしたの。


私の持っているペンダントをママはおばあちゃんのものってわかったんだし、何かわかるかもしれない。


淡い期待を抱いて、リビングに降りていくと、ママが朝ごはんを作っていた。


「ママ、ちょっと相談があるんだけどいい？」


そう問いかけ、朝ごはんを食べるための席につく。


「忙しいのー！あとでじゃダメなの？」


そう答えられたが、急いでいたし、


「あのね、最近変なの！
私、なんか力みたいなものを感じるの。守られてるの！」


そう私が言うと、お母さんの表情が一気に曇った。


「、彩、あなたもなのね。
あのペンダントが出てきた時からなんとなくそうなんじゃないかな、とは予想していたけれど…」


ママは謎の言葉を発し、私の相談を真剣に聞き出した。

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