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IBARA
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《 …ガタッ！ 》
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七「…っ！？」
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慌てて目を覚ます。
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どうやら俺は
眠ってしまっていたようだった。
目の前にあるパソコンまでが
スリープモードになっていた。
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七「…ハァ、」
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やはり、寝不足は良くない。
パフォーマンスの低下が著しくなる。
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前髪を軽く掻き、
小さく息を吐いて椅子に座り直す。
ふと、パソコン横のスマホに目をやると
メッセージがいくつか受信されていた。
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その中のひとつに、
Aさんからのものが。
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【この後、Crazy:Bのレッスンだよ】
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七「…………。」
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知っておりますとも。
朝の申し送りの時点で俺は
事務所の全ての事柄を把握しているのだから。
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そうやって、心の中では
返事をしながらも、
実際は「そうでありましたな！」などと
とぼけた振りで返した。
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七「…………、」
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そして、チラリと壁にかけられた
カレンダーを一瞥。
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七『必ずや、Edenをアイドルの頂に君臨させ、』
七『コズプロの名を世間にとどろかせてみせます』
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不思議と俺の頭の中に、
“あの時”のことが鮮明に
思い起こされてきた。
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作者名：じまさき | 作成日時：2020年10月18日 16時
