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Aside
狐面の少年は私を見つめたまま動かない
『…………おい』
狐面「あっ、な、何だ!?」
少年は顔を赤らめながら慌てて立ち上がった。この音は…好意の音だ
私に好意を抱いた?助けたから?イヤ、違うな…この音は想う時の音だ。私を想ってるんだ、コイツは…
『怪我は』
狐面「この額だけだ!助けてくれて有難う!!俺は竈門炭治郎だ!」
少年の額からは痛々しく血が流れていた。ぶつけたのか?
『そうか……鬼には気を付けろ。じゃあな』
炭治郎「あ、ま、待ってくれ!君の名前は!?それと君は女の子なのか!?」
『…………』
好意を抱いているから聞きたいのだろうが…竈門さんからは泣きたくなるような優しい音がする
私はこの音を…信じていいのか?
『……産屋敷A。女だ』
炭治郎「!!そうか!」
嬉しそうな音をさせて…
『…………今度こそ、じゃあな』
私はその場をあとにして、鬼狩りに戻った
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作者名:帽子神 | 作成日時:2020年1月31日 18時