【ハイキュー】清水先輩、お呼びですよ【烏野】

山「15話です！」『かわいい(2回目)』 ページ17

山口side


体育館に着いた時、一瞬で全て察した俺は正直すごいと思う


けど何となく予想してた未来だからあんまり驚かなかったけど



あの過激派な先輩からとりあげたらそうなるよなぁ









月「こんちはー………うわ、日向が真剣になんか考えてる

なにあれ、発狂中のA先輩？」





山「あー……………大体察した


じゃあ俺A先輩の機嫌とってくるよ

縁下先輩、もういちごみるく渡していいですよね？」





縁「えっ、大丈夫だけど………死ぬ気かよ山口」





山「えへへ、大丈夫ですよー」









実はみんなに言ってなかったけど俺は交渉術って言うのが卓越してるらしい

ツッキーいわくだけど



まぁ、確かにそういうことよくしてたから上手くなってもおかしくないよね




てか俺、そんなに信用されてないの？


すっごい心配の目を向けられてるんだけど……？









『………山口か。なに』





山「いちごみるくですよね？機嫌悪い理由って」





『あ”？そうだけど』




山「先輩、これなんだと思いますか？」





『！？いちごみるく……？


まさかお前か？

私のいちごみるくを買い占めたのは


万死に値するぞ』









そ、想像以上に過激派ーーー！！


絶対いちごみるく取り上げちゃ行けない人から取り上げてるーーー




しょ、しょうがない………


この状態じゃ普通の話は聞いてくれないだろうから、事実を少し盛って…………









山「最近、ある話が出回ってるの知ってますか？」





『は？急になんだよ』





山「”昼休みに毎日美人がいちごみるくを買ってる。美人が毎日買うんだからそのいちごみるくは美味しいだろう”


ってね。実際、先輩のクラスの人もいちごみるく買ってましたよ

普段ほかの人に飲ませてないですよね？」





『………まぁ、そうだな』





山「だから色んな人が気になっちゃって買ったんですよ

まぁ、俺とか部員もそうなんですけど……


そのせいでA先輩の分が無くなっちゃって…すみません



俺たちはまだ飲んでないので、先輩に差し上げますね」





『え、あ、おう、ありがとう』









ほぼ事実を言っているのに相手を悪い気にさせない、これが俺の得意な交渉術


実際は

『可愛い子が毎日昼休みにいちごみるく買ってる。すごい癒される』

って話。これでも充分嬉しいけどね



みんなの方を見れば、すごく驚いていた

まぁツッキーは予想通り、って顔してたけど

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