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試験開始1日目 樋口side ページ32

私の名前は樋口一葉。ここポートマフィアでは首領直轄の遊撃隊に所属している。そして今日、この遊撃隊に入りたいと志願してきた者との初めての面会。遊撃隊へは入隊試験がある。7日間、その決められた日数でどれだけ活躍出来るかどうか…そして、見事と合格した者のみ隊の一員となれる。それを見定めるのも私の仕事だ。どうやら首領直々の推薦らしいが、一体どんな人物なのか…と少し緊張しながらも当の本人がいる部屋をノックをする、が返事がない。



樋「部屋を間違えてしまったのか…?」



いや、そんな筈はないと意を決して扉を開ける。しかし、開かれた扉の先には誰もいないではないか。キョロキョロと辺りを見回すと、目についたのはテーブルの上に置かれた食べかけの茶菓子。恐る恐る近くにあるソファへと目を向けると、そこには綺麗な顔立ちをした人。



樋「綺麗な人…ん?いや、ちょっと待て」



私が今日遊撃隊として面会をする人物との待ち合わせはこの部屋…そしてこの部屋にいるのは私とこの中性的な顔立ちの者…と、いうことは!?思考を巡らせたどり着いた答えに段々と怒りが募ってくる樋口。すやすやと気持ちよさそうに眠っているこの者に怒鳴ろうとした瞬間、ぱちと目を開ける。



樋「!!???」



なんの前触れもなく目を開けた為思わず後退をしてしまう樋口。そしてその人物はというと、上半身を起こし、辺りを見回す事なくまるでそこに樋口がいたのが分かっていたかのように目を向ける。



『なんだ、芥川じゃないのか』



久しぶりに会えると思って楽しみにしてんたんだが…と言いながらすくっと立ち上がる。今なんて言った?あくたがわ?芥川先輩の事か?仮にも今から上司になる相手との初めましてが居眠りそれに加えて芥川先輩を呼び捨てにした…だと!?怒りで全身が震え出す。当の本人は『あ、茶菓子食べかけのままじゃん』と残りを口の中に放り込んだ。



樋「…貴方、お名前は…?」


『冲方A。これからお世話になり「お断りします」……ん?』


樋「冲方A!貴方を遊撃隊へ入隊する事を断固拒否します!!!」


『え〜……マジか…』





_______
19巻胸熱すぎて久しぶりの投稿ですやっぱ文スト面白いなぁ…

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 双黒 , 文スト   
作品ジャンル:アニメ
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なに - 読みやすくて3作品夢中に読んじゃいました!すごく続きが読みたいです!一年前の作品ですがよければかいていただきたい!!! (1月1日 23時) (レス) @page34 id: 609d62ddb9 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - ぇ…終わっちゃったんですか・・・?続きかければ書いてください!絶対読みます‼ (2022年7月11日 22時) (レス) @page35 id: 9ad11557a3 (このIDを非表示/違反報告)
Rio - 無理はなさらずがんばってください!! (2022年3月7日 22時) (レス) @page35 id: 663ca84b4d (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - 頑張って下さい!!更新待ってます (2022年1月22日 13時) (レス) @page35 id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
あの - 更新頑張って下さい!応援してます! (2022年1月7日 19時) (レス) @page35 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まっぽ | 作成日時:2018年1月8日 23時

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