6話 ページ10
神威side
次から次へと来る敵兵を殺していく
けど、俺が求めてる強さを持つ奴が中々現れない
此処はあんまりだな、折角期待してたのに。
なんて考えながら殴り殺していく
バギッ
「グハァ…!」
邪魔な死体を蹴り飛ばす
そういえば、A大丈夫なのかな
いくら夜兎といっても半分しか入って無いし
ちょっと心配だから見に行こうかな
「阿伏兎ー、此処任せたよ」
「はぁ?…ったく、このすっとこどっこい」
それにしても何処に居るんだろう
まぁ、死んでは無いと思うけど
少し歩いた先の向こうに巨体の敵兵が居る
見た目強そうだし、Aが見つかるまで相手してやろうかなって思ったけど
ドスンッ
綺麗に後ろから倒れて行った
何だか呆気ないなぁ、強そうなのは見た目だけって事か。
よく見ると心臓あたりに槍が刺さってる
あり、この槍ってAのやつと似てる気がする
もう少しその巨体に近づいてみると
俯いている血塗れのAが瓦礫にもたれ掛けていた
「……はぁ、疲れた」
「お見事。俺より先に殺るなんて」
「!!…神威?!」
勢いよく顔を上げるA
瞳孔開きすぎて面白い顔になってるよ
「はは、そんなに驚かないでよ。やっぱりAが心配で来ちゃったんだ、思った通り怪我凄いね」
「え、あ…ありがと…?」
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作者名:まひろ | 作成日時:2017年10月31日 1時