検索窓
今日:35 hit、昨日:7 hit、合計:1,915 hit

33話 ページ39

神威が捕獲された母船の牢獄に、高杉がやって来た




茶碗を掻き回す音が響く




「丁か半か…丁か半か…ふふふふふ…」



「半だ」



華陀が茶碗を開ける



「ふはははははは…残念、丁じゃ…」



「ありゃりゃ、今度はアンタが死ぬ番だねぇ。其奴は呪いの博打だよ、負けた奴は必ず不幸になるのさ、俺も負けたんだから間違いない」



にこやかに言う神威



「フッ、殺しても死なねぇ化け物がぬかしやがる」



「わざわざ手当までして生かしてるのは、公開処刑でもして他の連中への見せしめにするためだろ?日取りは何時?」



「三日後だ」



「三日かぁ、俺とアンタどっちが先に死ぬかな?アンタも分かってるんじゃないかい?ここの連中は何奴も此奴も自分の事しか頭にない、どれだけ恩を売っても利用されるだけ利用されて、お払い箱さ」



「確かに、利用するにせよさせるにせよこんな不甲斐ない相棒じゃつまらねぇってモンだ。こんな所に居たら折角生えたその立派な牙も腐り落ちちまうだろうよ」



「アンタは一体、此処に何をしに?」



「テメェと同じだよ、無様に生え残った大層な牙を突き立てる場所を探してぶらりぶらりだ。だが、こんなおんぼろ船じゃどこにも行けやしねェ、どうせ乗るなら、テメェの様な奴の船に乗ってみたかったモンだな。じゃあな、宇宙の喧嘩師さん」



そう言い母船の牢獄から出て行く高杉

34話→←32話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 神威 , まひろ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まひろ | 作成日時:2017年10月31日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。