20話 ページ24
神威side
足が痺れて動けないAをおぶって食堂まで連れて行く
…あり、案外上手く行くもんだな
さっきのは何だったんだ、俺がもしAの事が好きなら今だってドキドキしてるはず。
意味わかんない
そういえば、さっきAは書庫で何してたんだろ
「ねぇ、書庫で何してたの?」
「え、……普通に調べ物だけど」
「何調べてたの?」
「…まぁ色々と」
隠さなきゃいけないやましい事でも調べているのか
言葉を濁すA
「何で教えてくれないのさ。…もしかして“ ヤラしい事 ”でも調べてた…」
バシッと強く頭を叩かれた
もしかして図星?
「そんな事が載ってる本は此処の書庫にはある訳無いでしょ、馬鹿なの?大体そんなしょうもない事調べる必要は無いし、時間の無駄」
「何だ、面白くない」
そんな事話してる内に、いつの間にか食堂に着いていた
「おーやっと来たか、なんだ随分と仲良さげじゃねぇか」
「コイツ、書庫で座ったまま寝てたら足が痺れて動けないって言うからおぶって来た」
「へぇ、そいつはお疲れさん。所でAは書庫なんかで何調べてたんだ?」
夕ご飯を取りながら、阿伏兎がAに聞く
「え、いや、ちょっと色々と…」
また言葉を濁すA
「何ィ、オジサンには教えてくれないってか」
阿伏兎が不貞腐れているけど、正直ほんとに気持ち悪くて見てられ無い
「そ、そうじゃ無くて!でもあんまり関係無いから…ほら、ご飯冷めるよ」
頂きます。そう言ってご飯を食べていくA
結局分からなかったけど、まぁいいか
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作者名:まひろ | 作成日時:2017年10月31日 1時