よんじゅうろくわ。 ページ49
Aside
《明日中山のクラスに行くからな！！》
別れ際に言われたやっくんの台詞が頭の中に残っている。
『はぁ…』
兎｢Aどしたのー！｣
『うわっ』
後ろにいた兄ちゃんにもため息が聞こえていたのか、頭をわしゃわしゃされた。
『もう！！兄ちゃん！』
兎｢ん？｣
兄ちゃんの｢何か悪いことした？｣みたいな顔で怒る気も失せた。
『はぁ…まぁいいや』
兎｢そか！！それでどうしたんだ？｣
『え？』
兎｢え？ため息ついてただろ？｣
(聞こえてたのかよ！！！)
『…別に。
…ただ中山ってどんな人なのかなって思っただけだよ』
兎｢あー…あいつなぁ｣
兄ちゃんが、納得。という顔をした。
『原因だったんでしょ？私の怪我の。』
兎｢おう怪我させたちょうほんにんだ！！｣
少し怒ったように言った。
『張本人くらい漢字で言いなよ…』←
兎｢まぁ今度こそあいつらが守ってくれるよ。｣
そう言い、
兄ちゃんはもう一度私の頭を優しく撫で、部屋を出て行った。
(守ってくれる…か。)
ｰｰｰ翌日。
休み時間に机に突っ伏して寝ていると、
｢Aちゃん！｣
友達に大声で名前を呼ばれた。
『んーー…？』
｢先輩が呼んでるよ？｣
夜｢A！起きろ！！｣
私の席は窓側なので窓を開けると廊下からでも触れる距離だ。
すると案の定叩き起された。
『うわぁぁ！……って、なんだやっくんか。』
夜｢なんだとはなんだ！｣
黒｢俺もいますよー｣
『あぁ…中山を見に行くんだっけ？』
夜｢はよ行くぞ｣
『……』
夜・黒｢｢……｣｣
『…いた？』
夜｢…おう｣
見ようとして、ドアから少しだけ顔を出す。
黒｢あれだぞ｣
『んー…茶色の髪の…ん？
そこまで可愛くn 黒｢そんなこと言っちゃダメでしょ！！｣…クロ、キモい』
夜｢なんも思い出せねぇか？｣
『う…ん。
ほんとにあの子が嫌がらせしてきてるの？』
黒｢まぁそれは確実だな｣
あの子が…。 …私あの子に恨まれてたの？
夜｢まぁ明日作戦２を決行だな！！｣
まだやんのか……
でも、私の為にやってくれてるんだよね。
それは……
『ちょっとだけ…嬉しいかな。』
黒｢ん？なんか言ったか？｣
『なんでもないよーだ』
いつか絶対お礼言おう。
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オフトゥン - いつの間にか目の前が霞んでました...とても面白かったです！ (2020年5月7日 19時) (
レス) id: 1ed80ac0bf (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - hikariさん» ごめんなさい！修正しておきます。報告していただき、ありがとうございました！ (2019年10月28日 17時) (レス) id: 40a00401ba (このIDを非表示/違反報告)
hikari(プロフ) - さんじゅうよんわの木兎さんの(名前)ではなく、名前ってなってます。 (2019年10月28日 9時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - まっつんエロい@紀和さん» はい！学生です〜！！応援ありがとうございます！これからも頑張らせて頂きます！！ (2019年10月23日 17時) (レス) id: 40a00401ba (このIDを非表示/違反報告)
まっつんエロい@紀和(プロフ) - 作者さんは学生さんですか？学生さんでしたら大変ですけど頑張って下さい！ (2019年10月22日 21時) (レス) id: 8195451271 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごミルク | 作成日時：2019年9月9日 19時
