木兎さんの妹は音駒高校バレー部マネ

にじゅうわ。 ページ22

Aside


ｰｰｰはぁ、試合(ゲーム)楽しかったな。


そういや中山の存在すっかり忘れてたんだった、かおりちゃんに聞かないと。


ｶﾞﾁｬｯ

マネージャーの部屋の扉を開ける。


白｢あ〜Aだ〜｣

雀｢自主練参加してきたんでしょ？どうだった？｣


そこには、仁花、清水さん、雪ちゃん、かおりちゃんがいた。


『すっごい楽しかったよ！』


清｢バレーできるんだ。すごいね。｣

『それほどでもないですよ！清水さん！』


清｢ふふっ...そんな畏まらなくてもいいよ。

なんかそれじゃ私だけ遠い存在みたいな感じだから、気楽に呼んで？｣


ヤバい...美しい.....笑顔が尊い...


『じゃあ...潔ちゃんでいいですか？』


清｢全然いいよ。仁花ちゃんもそう呼ぶ？｣


谷｢い、いえ！！！私なんぞがそんな...

清水先輩で慣れちゃったので！！！｣


仁花は遠慮していた。


『そういえばかおりちゃん、中山どうだった...？』


雀｢あ〜.....｣

4人は顔を見合わせ、苦笑した。


白｢丁度その話してたんだよ〜｣


雀｢あの子は、Aや、音駒のためにも、良くない存在だよ...。

こんなことあんまり言いたくないけどね。｣


『そっ...か。ごめんね。かおりちゃん』


雀｢なんでAが謝んの！

Aは悪いことしてない。でしょ？｣


『でも...』


白｢でもじゃないの〜


何かあったら言ってくれればそれでいいから。

ね？｣


『うん...ありがとう...』


清｢じゃあそろそろ寝ようか。切るよ。｣


ﾊﾟﾁﾝ



疲れたからか、私はすぐ寝てしまっていた。







ｰｰｰﾊﾟﾁｯ


目が覚めた。



(今何時？)



よく眠っていたはずだけど、まだ4時だった。


あと1時間ぐらい時間あるけど、寝なくていいや。


顔洗いに行こ。


ﾋﾟﾛﾝ


『ん...？』


(なんだ、LINEか。)


そのLINEの送り主は研磨だった。


(珍しー)


そう思いながら、少し古いタイプの小さいスマホを片手で操作する。

研磨ねぇA。
Aどうしたの?研磨。珍しいね。
研磨昨日、クロと廊下歩いてたら、ブツブツ言ってる中山がいた...
なんか嫌な予感するから気をつけてね。
A怖...ありがと、研磨。
研磨うん...今日一緒にゲームしよ。
Aいいよwじゃあね。


嫌な予感...か。


合宿中になにか仕掛けてきそうだから


警戒しとかないとな。

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