女神様のお仕事内容 ページ4
A
『え…と、シミズ、さん?』
シミズ
『シミズと呼んでください』
A
『はい。じゃ、シミズ』
シミズ
『なんですか、女神様』
A
『私は何をすれば良いのでしょう?』
シミズ
『先ほども申したように、そこの水晶からバレー島を見る事が出来ます』
つい、数10分位前に神殿の説明は全て受けていた。私は主に女神の間と呼ばれる部屋でバランスボールと同じ位の大きさの水晶で、この世界を見る事が出来る。
そして、女神の力…と言っても魔法と一緒なんだけど、火や水、氷など様々な魔法を使いバレー島に雨や雪などと言った自然の恵を送らなければならない。
後は歌……。
歌にも魔力が込められているようで、動物や村人達などの争いを鎮めたり、時には大地や草花を元気付ける歌も歌わなきゃいけない。
後は女神様と言っても神殿にずっと引きこもってなくてもいいみたいで。
神殿の外に出て村人や動物達と仲良くなるのも必要みたい。
村人は、もう新しい女神が誕生した事に気づいてるみたいで神殿に挨拶に来るって言ってた。
その他にも色々と説明されたけど、たくさん聞いて少し混乱してるから、その都度教えて欲しいと2人の妖精に言った。
シミズ
『女神様、明日にはバレー島の村人達が挨拶に来ると思います。その時は謁見の間にいらっしゃるようにお願いします』
この神殿は4階建ての建物になってる。1番上の階に私の部屋があって、清めの間(お風呂)もある。その下の3階は女神の間だ。
2階にはシミズ達の部屋がある。シミズやヤチの他にも妖精はいるんだけどね。
A
『村人って、村中の人達が神殿に集まるの?』
ヤチ
『いえ、違います。各村の村長が代表で神殿にやってきます』
A
『バレー島に住んでる村、全員の代表が一斉に?』
シミズ
『いえ、全員が1度にではありません。明日は3つの村の代表が来ます』
A
『少し安心したかも』
ヤチ
『今日は色々あってお疲れでしょう?清めの間でお体を清めてお休みになってはどうでしょう?』
シミズ
『慣れるまでは早めに休まれた方が良いかと思います 』
A
『では、そうします』
シミズ&ヤチ
『おやすみなさいませ』
A
『おやすみなさい』
よしっ、明日からも頑張ろう!
そうして、ゆっくり体を清めて深く眠りにつく事が出来た
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作者名:マチャ | 作成日時:2017年4月16日 16時