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〜回想〜
Aとルカがまだ、ミドルスクールに入りたての頃の話＿＿＿＿＿
珊瑚の海にも、毎年恒例のハロウィーンの季節がやってきた。
この時期になると、必ず学校側から注意喚起が出される。
「＿＿＿＿ということなので、ハロウィーンの期間中は、先ほど述べた場所には近づかないように。
とくに、外れにある沈没船付近は行かないように。毎年そこで１人は人魚が行方不明になっています。
いいですね？」
「「はーい」」
生徒たちが適当にそう返事すると、その日の学校は終わった。
学校が終わると、生徒たちはハロウィーンの話で盛り上がりながら帰宅していく。
しかし多感なこの歳。人魚の子供も人間の子供も、とても好奇心旺盛な年頃。
「行ってはいけない」と言われれば誰しも行きたくなってしまうのが性。
「ねぇ、Aくんも一緒に行かない？
立ち入り禁止の沈没船に」
「Aくんと一緒なら心強いな〜ね、一緒に行こうよ〜」
『沈没船ね……』
「んだよ、面白そーじゃねーか。
オレらいつも遊びに行ってるところだろ？」
そう言って話に割り込んできたのはルカ。
どうやら行く気満々の様子だった。
「どーせ何も出やしねーって。昨日も行ったけど何もなかっただろ？」
『……それもそうだね』
Aがそう言えば、クラスの女子たちが嬉しそうな顔になる。
「一緒に来てくれるの！」
「ルカもたまには役に立つね」
「本当ね〜」
「あぁ！？聞こえてんだよブス共！」
『ま、何かあったらルカを囮にして逃げようね』
「「はーい♡」」
女子たちは目をハートにしてAにすり寄っていた。
後に後悔することになる。この肝試しが、Aの生死を危ぶむことになるとは、ルカは気付いていなかった。
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ユノ - 話しの続きが気になる (2021年3月8日 15時) (
レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 一気に読み返しました。やっぱり面白いです (2021年3月2日 13時) (レス) id: 9cb0f7fda6 (このIDを非表示/違反報告)
ﾕﾉ(プロフ) - 一気に見てきました...ルカめっちゃ好きです (2021年1月23日 13時) (レス) id: d7f2fe2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - とても面白いです!更新,楽しみにしています。 (2021年1月17日 11時) (レス) id: 9b6a74f028 (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - リクエストで夢主人公くん達がラップバトルをするシチューエーショウをお願いします (2021年1月15日 7時) (レス) id: fdd18ceb11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2021年1月14日 0時
