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「くふふ、いいリアクションじゃのう〜！
思ったより早い帰宅じゃったのう」
「オオ、オマエは……ディアソムニア寮の……いつも逆さまで出てくるヤツ！」
グリムはリリアを指さしながらそう言う。
「いかにも。神出鬼没の美少年、リリア・ヴァンルージュとはわしのことよ」
「こんなところでなにして……っていうか話してる場合じゃねぇんだゾ！
あのでっけぇバケモンからとっとと逃げねえと！」
未だに後ろのドラゴンが本物だと思っているグリム。
「落ち着け。あれは偽物。ただのハリボテじゃ」
そう言われ、グリムはようやく落ち着く。
「……へ？偽物？」
「うむ。木の骨組みに布を貼り付けた我らディアソムニア寮生の力作よ。
門も、ランタンも、今全員ではりきって作っておるところじゃ」
ディアソムニア寮生を見れば、魔法を使って黙々と作業をしていた。
「な、なんなんだゾ、コレは……オレ様の寮がどんどんバケモノ屋敷に……！
オイ！勝手にオレ様の寮をいじくり回すな〜！」
「勝手？学園長は二つ返事で「いいですよ！」と言ってくれたぞ？」
「にゃんだとぉ！？学園長のヤツ〜〜〜〜〜！」
「学園長、また勝手に……」
「まあそう言うな。せっかくのハロウィーンではないか！
マレウスが「ハロウィーンを過ごすならオンボロ寮がいい」と言って譲らんかったのじゃ。
嬉しかろう？このように豪華な飾り付け、お主らだけでは達成できまい。
なあに、礼などいらぬ。ハロウィーンはみんなで楽しまねばな。はっはっは！」
ユウとグリムそっちのけでそう言うリリア。
「ところでお主ら何しに来たんじゃ？」
『広報部として、皆さんの進捗状況を見て回っているんです。
こういった作業中の写真などもあった方が、皆さんの思い出にもなるでしょう？』
「なるほど。それは良いな！遠慮せず撮っていくが良い」
『感謝いたします、リリアさん』
Aたちはそう言ってカメラを手にオンボロ寮の写真を撮っていた。
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ユノ - 話しの続きが気になる (2021年3月8日 15時) (
レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 一気に読み返しました。やっぱり面白いです (2021年3月2日 13時) (レス) id: 9cb0f7fda6 (このIDを非表示/違反報告)
ﾕﾉ(プロフ) - 一気に見てきました...ルカめっちゃ好きです (2021年1月23日 13時) (レス) id: d7f2fe2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - とても面白いです!更新,楽しみにしています。 (2021年1月17日 11時) (レス) id: 9b6a74f028 (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - リクエストで夢主人公くん達がラップバトルをするシチューエーショウをお願いします (2021年1月15日 7時) (レス) id: fdd18ceb11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もぶピ
| 作成日時：2021年1月14日 0時
