196 - リクエスト ページ36
【みるたそさんリクエスト】 泡4
*
彼の弱点を見つけた所で結局、私は勝てない。
現にほら、彼に抱きしめられ泡まみれにされている。
A
「……くそ。」
五条
「ほーら、両手上げてくださいねー。」
A
「チッ…。」
五条
「舌打ちしない。」
ふわふわとした泡で頭から始まり、つま先まで丁寧に洗われる。
五条
「硝子に治してもらっても少しは痕残るね。」
漏瑚と名乗る呪霊と戦った時に足に出来た火傷の痕にそっと触れる。
硝子さんのおかげでだいぶ薄くなったが、これでも悟は気に入らないようだ。
五条
「僕が反転術式使って治せたら良いんだけどね。」
彼は少し悲しそうに耳元でそう囁いた。
*
五条
「Aも僕の体洗ってよ。」
A
「えっ。」
そう言われ、泡で彼の体を優しく撫でる。
悟の体は細身だが、細いながらもしっかりと筋肉がついている。
およそ男性とは思えぬ白くつるりとした肌。
美しく割れた腹筋や、真っ直ぐに伸びた背筋、筋肉質な太腿、彼の締まった体に思わず面食らう。
だって、明るい所でまじまじと見た事なんてないし。
五条
「Aなんで顔赫いの?」
そう言って私をじっと見つめる蒼い眼。
A
「なんでもない。」
背も高いし、顔もいい、能力も良い。
天は二物を与えずとは誰が言ったものか。
悟に色々と与え過ぎではないだろうか。
その分の性格を差し引いても有り余るぐらいの外見だとしみじみ思う。
五条
「……い、おーい、A?」
A
「ごめん、ボーッとしてた何?」
五条
「大丈夫?のぼせた?もうお風呂あがろっか。」
*
A
「…もう悟とお風呂入んない。」
五条
「なんで?」
A
「疲れるし…。」
五条
「変な気分になっちゃうから?」
「気にしないで僕も一緒だよ。」
「さ、ベット行こうか。」
A
「違う、ヤメロ。」
「今すぐ下ろせ、離せ、オイ!」
*
みるたそさん、リクエストありがとうございました。
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mito(プロフ) - みるたそさん» 確かに本誌辛いですよね…。 (2021年3月9日 17時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
みるたそ - mitoさん» お風呂ネタ意外と好きなんですよ〜苦笑自分は変態かっ!本誌が辛いのでmitoさんの小説で癒されています!^ ^ (2021年3月9日 17時) (レス) id: 2548faf38b (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みるたそさん» お風呂いいですね!思いつきませんでした!書いてみます! (2021年3月5日 7時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
みるたそ - リクで、一緒にお風呂に入ると駄々をこねまくる五条さんと夢主が一緒にお風呂に入り、湯船に浸かっている時に首を甘噛みして甘えて来た五条さんに仕返ししてじゃれあったり、体を洗いっこするまで出ないという五条さんを渋々許したりする甘々が見たいです^ ^ (2021年3月4日 22時) (レス) id: 2548faf38b (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みるたそさん» 全然大丈夫です!!むしろそう言って貰えて嬉しいです!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mito | 作成日時:2021年2月25日 16時