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190 - 番外編 ページ30

【二級呪霊と人助け3】 生存





呪霊
「〜〜??」


私達を探してあちこちを彷徨いてるみたいだ。

音を立てないようにドアを閉め、呼吸を整える。
身を隠せる所を見つけれたのは良かったが、状況が最悪なのは変わらない。


A
「…もしもし、Aです。」
「任務対象ですが、二級ではなく一級案件。」
「それにより、補助監督が負傷。」
「一般人が2人巻き込まれ、1人死亡。」
「もう1人は無事保護。」
「直ぐに誰か寄越して下さい。」


連絡を入れ、携帯をポケットへ仕舞う。
急いで15分ぐらいか。
それまではどうにか持ち堪えないと…。
隠れてやり過ごしたいが、呪霊が私達を見付けるのは時間の問題だろう。

チラリと一般人へ視線を向ける。
先程の死が余程ショックだったのか、膝を抱えてガタガタと震えている。


一般人2
「なんなんだよあの化け物…。」
「俺達がどうしてこんな目に…。」


ブツブツと独り言を呟いている。
彼にはきっと友人の死というものが、トラウマになってしまうだろう。


A
「…大丈夫?城内さん。」


補助監督
「だいっ、じょうぶです…。」
「ごめんなさい、私のせいで…。」


行方不明だった補助監督は生きていた。
かなり深手を負っているが、意識はハッキリとある。


補助監督
「その人達を追い払おうとしたら呪霊に…。」
「すみません…。」


A
「大丈夫、城内さんが悪いわけじゃない。」


彼女は涙を流して謝った。
一級相手に生きていれば良い方だ。
…でも、急いだ方がいいな。
出血が多い、このまま放っておけば命に関わってくる。


A
「……よし。」
「城内さん、この人をお願い。」


補助監督
「え、まさか…行くんですか…?」


A
「頑張ってみる。」
「私が死んだら、大人しく応援を待って。」


補助監督
「駄目です!!行かないで下さい!!」


A
「ここが見つかるのも時間の問題。」
「それに…、城内さんの出血も酷い。」
「私が出てってアイツを祓う。」
「それが一番効率がいい。」


補助監督
「いくらAさんでも死んじゃいますよ…!」
「私は大丈夫ですから!」


A
「大丈夫。」
「さっさと祓って一級昇格の糧にしてやるから。」


彼女の制止する声を背中に受ける。

刀を手に持ち、じゃあね。と、部屋から飛び出した。





VS一級呪霊。

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mito(プロフ) - みるたそさん» 確かに本誌辛いですよね…。 (2021年3月9日 17時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
みるたそ - mitoさん» お風呂ネタ意外と好きなんですよ〜苦笑自分は変態かっ!本誌が辛いのでmitoさんの小説で癒されています!^ ^ (2021年3月9日 17時) (レス) id: 2548faf38b (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みるたそさん» お風呂いいですね!思いつきませんでした!書いてみます! (2021年3月5日 7時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
みるたそ - リクで、一緒にお風呂に入ると駄々をこねまくる五条さんと夢主が一緒にお風呂に入り、湯船に浸かっている時に首を甘噛みして甘えて来た五条さんに仕返ししてじゃれあったり、体を洗いっこするまで出ないという五条さんを渋々許したりする甘々が見たいです^ ^ (2021年3月4日 22時) (レス) id: 2548faf38b (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みるたそさん» 全然大丈夫です!!むしろそう言って貰えて嬉しいです!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mito | 作成日時:2021年2月25日 16時

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