175 - 番外編 ページ15
【タイムスリップ6】 誰だお前
*
…そうか、だから覚えてないんだ。
悟が幼い私の記憶を消したから。
私が普通に暮らせていけるようにと、あえて記憶を消したんだ。
A
「…普通に、暮らせなかったなぁ…。」
思わず笑いが込み上げる。
記憶を消しても結局、関わってるじゃないか。
それに私を助けたのも君だよ、悟。
それにしても昔、悟と会っていたなんて…。
随分と昔から運命は決まっていたんだろうか。
なんだか不思議な気持ちだ。
高専時代 五条
「そんで、さっきからコソコソしてるお前は誰?」
突如、真横から聞こえた声に体がビクリと跳ねる。
恐る恐るそちらを向くと、高専の制服に身を包んだ警戒心丸出しの五条悟がこちらを見ていた。
高専時代 五条
「コソコソとさっきから何してんだお前。」
「俺のストーカーか?」
A
「さ、悟…。」
高専時代 五条
「へぇ、随分と親しげだな。」
「俺、お前みてぇな奴知らねぇけど?」
A
「えっと、私は…。」
高圧的な態度に思わずたじろぐ。
五条悟なのに、私の知っている悟ではない。
それが言い表せない程の違和感を残す。
高専時代 五条
「…それ、高専の制服か?」
A
「……そう、だよ。」
高専時代五条
「っても、お前みたいな顔見たことねぇけど。」
「後輩にも先輩にもいねぇだろお前。」
「…何者だ、お前。」
悟のサングラスの奥の眼がぎらりと光り、敵意が露わになる。
これは…、どう説明したらいいんだろうか。
どうしよう…。
A
「私は…、未来から来たんだ。」
高専時代 五条
「はぁ?未来?」
「何言ってんだオマエ、頭大丈夫か?」
A
「…五条家の落し物。」
高専時代 五条
「…なんでお前がその事を知ってる。」
A
「それは…、私が六眼を持ってるから…。」
眼帯を外し、眼を開ける。
それを見た瞬間、
高専時代 五条
「はぁっ…?」
サングラスの奥の瞳が大きく揺らいだ。
*
六眼。
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mito(プロフ) - みるたそさん» 確かに本誌辛いですよね…。 (2021年3月9日 17時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
みるたそ - mitoさん» お風呂ネタ意外と好きなんですよ〜苦笑自分は変態かっ!本誌が辛いのでmitoさんの小説で癒されています!^ ^ (2021年3月9日 17時) (レス) id: 2548faf38b (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みるたそさん» お風呂いいですね!思いつきませんでした!書いてみます! (2021年3月5日 7時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
みるたそ - リクで、一緒にお風呂に入ると駄々をこねまくる五条さんと夢主が一緒にお風呂に入り、湯船に浸かっている時に首を甘噛みして甘えて来た五条さんに仕返ししてじゃれあったり、体を洗いっこするまで出ないという五条さんを渋々許したりする甘々が見たいです^ ^ (2021年3月4日 22時) (レス) id: 2548faf38b (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みるたそさん» 全然大丈夫です!!むしろそう言って貰えて嬉しいです!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mito | 作成日時:2021年2月25日 16時