【合作】―Division Battle―【ヒプマイ】

貴女が他の男に迫られていたら F.P by山吹桜 ページ10

easy R

私は乱数とのデートの待ち合わせ場所に急いでいた。なんでこんな日に寝坊するんだろ…。

「そこの姉ちゃんさ、俺と遊ばない〜？」

ナンパかよ…。急いでるのに…。

「すみません、急いでいるので」
「まあまあ。いいじゃん、ね？」
「ちょっ！」

急に腕を引っ張られる。

「姉ちゃん綺麗だね〜。ね、遊んでくれない？」
「やめてください！」

腕痛い…怖い…助けてよ、乱数…

「そこのオニーサン“僕の”彼女に何か用？」
「ん？って元TDDの飴村乱数！？」
「A、大丈夫？テメェ、次はねぇからな((ﾎﾞｿｯ」
「ﾋｯ！！」

男性はすぐに逃げていった。

「無事で良かった〜！何にもされてないよね！？」
「うん。ありがとう、乱数」
「ぜ〜んぜん、僕はAが無事ならいいよ！」



Phantom

「や、やめてください！」
「いいじゃねぇーか、嬢ちゃん！ちょっとだけだから！」

帰宅中におじさんに絡まれた。家で幻太郎が待っているのに…。どうしよ…。

「嬢ちゃん黙ってどうしたんだ？俺と来るのか？」

「＿＿＿いいえ、彼女は小生と家に帰るのです」
「げ、幻太郎…」
「遅いと思って迎えに来たのですよ。さぁ、帰りますよ」

幻太郎が私の肩を抱いて隣に寄り添う。

「テメェなにしやがるんだ！！」
「ああ、そういえば実は僕、警官でして貴方を逮捕できるのですよ」
「な、クソ！！」

おじさんはそのまま逃げていった。

「ありがとう、幻太郎」
「俺に心配をかけないでください」



Dead or Alive

帝統がいるはずの公園のベンチに座る。帝統がここに居るように言ったから待っているのに遅い。

「帝統まだかな…？」
「お嬢さん、俺と遊んでくれないか？」

空を見ていたら声をかけられた。なんか気持ち悪いな…。

「あの、待っている人がいるので…」
「いいからさ、一緒に遊ぼう？」

グイグイ来てうざいな。

「ﾁｯ、早くしろよ！」
「ｷｬｯ！」

急に態度が変わり腕を強く引っ張られた。
周りに人はいないからどうしよう…！

「おい！お前俺の彼女になにしてんだ！？」
「帝統！」

帝統の声が聞こえると、ﾄﾞｶﾞｯと殴る音が聞こえて男性が逃げていった。

「A！大丈夫か！？」
「帝統…。怖かったよ…」

帝統に抱きつく。
帝統の腕が背中にまわる。

「Aが無事で本っ当に良かった。俺がいるもう大丈夫だからな！」

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