don't love13 ページ14
貴「……ジューゾーくん…?」
帰したくなくなるって…どういうこと?
しかも、あの笑み……
『Aさん……』
『何処行ってたんですかッ!!』
あの人と同じ……___
貴「や…や、だ……」
本能的に、マズイと感じた。
恐怖で身も心も、ガタガタと震えている。
什「逃げないでくださいよぉ…大丈夫です。気持ちよくしてあげるから…」
貴「ひッ!?」
什「あぁ、可愛い…そうやって怯えるところも、この小さな体も…」
ツゥ……と首筋を撫でられる。
悪寒が走って、身動ぎをした。
____似てる。似てるの。
この笑みも、この可笑しな発言も。
そうやってすぐに私の体を触るのも。
什「…この布、邪魔ですねぇ…?」
次の瞬間。目の前に閃光が走った。
そして、拘束されていたものが解放される感覚。
貴「____!!や!?」
着ていたブラウスが無惨に切り裂かれ、私の体の一部を露にしていた。
見られまいとブラウスをたぐり、ギュッと手で握り締める。
彼の手には、小さなナイフが握られていた。
……もしかして…
貴「……くいん、け……?」
什「おやぁ?よく分かったですね?流石です」
でも、そんなことどーでもいいんですよ。
彼はそう言うと、私の首もとにクインケを当て、ゆっくり口を開いた。
什「……叫んだら、どうなるか分かりますよね?……A」
何もかも似ている二人の行動。
いや…似ているというより、瓜二つ。
2つの鎖に繋がれた惨めな私は
命を狙われ囚われた、籠の中の鳥。
つい先日まで、授業を受けて、友達と楽しく喋って、遊んで。
今までの日常が馬鹿馬鹿しく思えるほど、この鎖は
息苦しい。
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さくら - やば (2019年5月22日 4時) (レス) id: fba2db2f98 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - ピエロさんさん» 天使ですか!嬉しいです…寛大な心をお持ちの天使様のために!!!(( (2016年1月24日 8時) (レス) id: 99758c160f (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - ルカさん» 有難うございます!闇カネキチはツンデレであることを望みますが…ヤンデレもいい!!!!頑張ります! (2016年1月24日 8時) (レス) id: 99758c160f (このIDを非表示/違反報告)
ピエロさん(プロフ) - 駿浬さんの作品とっても、楽しみです!駿浬さんのペースで頑張って下さい(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年1月24日 1時) (レス) id: 2d848995f7 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 闇カネキくんめっちゃ楽しみです!応援しています!!! (2016年1月23日 21時) (レス) id: afde7ff475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:駿浬 | 作成日時:2015年3月23日 20時