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露出度の高い桃色のオフショルダー
あ、危ない見えそう


相変わらずストレートにはなってくれない髪は下ろしておこう。引き算は大切



あざとくて大嫌いな格好だけど、仕方ない。何もしなくても可愛らしく愛されるあの子とは違うのだから。



あぁもう時間。
早くアイサレたい。あの子の事を考えたくない。




外は月の光に照らされていた。壊れかけの街灯の光は、月明かりに呑まれている。今日は半月みたい。半分だけの癖に随分と強い光だことで



今日の待ち合わせ場所は何処だったかしら。
確か駅前だったはず。




***


─────あれ、いない??




待ち合わせ場所間違えた?
ううん。ちゃんと駅前って話したはず。そもそも○○さんと会う時は何時も駅前なのに



んーいない。どーしょ。電話しよっか



『もしもしー○○さん??ねぇ何処にいるん
ですかー!何かあり「泥棒猫ーっ!」



!?痛ったぁ。思いっきり殴られた。何このお姉さん綺麗、怖い。あーダメだ頭回んないや



「あんたが家の主人を誑かしたのか!この女
狐!」


「あんたと主人のメール見て待ちぶせてたんだ
よ!よく人の主人と堂々とこんな所で待ち合わ
せられたなっ恥を知れ!」



あぁ。この人○○さんの奥様か。てか結婚してたのね。にしても痛い。何度殴るの、あー髪掴まないでよ



「何か言えよ女狐!人の家庭壊しやがって!あ
んた何か殺してやるー!!!」



『ちょっヤ、メ...首、離し、て』



ヤバい殺される。酸素足んないや。苦しい。自業自得だけど、最後がこれってやだなぁ







「はぁい。ストップ」




見慣れない砂色のコートを最後に、私の意識は
黒く塗り潰されていった。

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作者名:とと | 作成日時:2019年9月10日 19時

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