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9話 ページ10

歩くこと5分。


森山「ここが家だ」

『至って普通…だね』


庭に置いてあるバスケゴール以外は、どこから見ても一般な家だった。


森山「オレをなんだと思っていたんだ」

『おぼっちゃん…?w』

森山「そんなわけないだろ、それならAの方がお嬢様だと思うぞ」

『それこそ私の方が違うような…これに関してはキリがないので諦めましょう』

森山「それもそうだな」


ガチャと音を立て、森山さんが家の中へと入っていく。それに私もついていく。

森山「母さん、ただいま」

母「おかえり。あら、後ろの子は?」

森山「彼女。親が海外に行ってて、家誰もいないみたいだから連れてきた」

母「まぁ!ついによしくんに彼女ができたのねぇ」

『初めまして。咲楽Aです』

母「ご丁寧にありがとう。ご両親いつ頃帰られるの?」

『それがまだ決まっていなくて…(って話を合わせておけばいいんだよね?)』

母「あらあら、それは大変ねぇ。少し散らかっているけれど、自分の家だと思ってくつろいじゃっていいからね?」

『はい、お心遣いありがとうございます(ペコ』

母「よしくん、いい彼女さんね」

森山「だろ?自慢の彼女さ」


まだ付き合ってないですけどね…( ̄▽ ̄;)


森山「部屋どうすればいい?」

母「そうねぇ、空いている部屋なんてないのよ…」

森山「じゃあ、一緒の部屋でいいよ。後で布団持ってきて」

母「ええ分かったわ」


え、そこ了承しちゃうのお母様!男女が同じ部屋で過ごして大丈夫なの!?


森山「A?部屋案内するからついてきて」

『あ、うん!えと、お邪魔します!』

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作者名:怜花 | 作成日時:2019年12月15日 7時

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