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日記:23日目 ページ27

木兎「バレーもドッジも一緒だぞ…?」


 日向「……ボールを落とさない限り…負けない……!?」


 木兎「そうだ、チビちゃん。今、コートには平等に6人いる」


 黒尾「こっちは未経験者いるし平等ではないと思うよー」




木兎さんは黒尾のツッコみを聞き流してボールを手に取った。

場の空気が一気に変わる。

ダメだ。この世界線にはついていけない。



 部員「サッこーーい!!!!」


 木兎「…ッオラァ!!」



しなった腕から豪速球が放たれる。あれは腕がもげそう。

ドン、と鈍い音が体育館に響く。



 黒尾「あれあれ木兎クンは不調かな??」


 木兎「ぬっ………!!」




腕もげボールは地につかず受け止められた。

受け止めたのは我らが主将の黒尾さんだった。黒尾はにやにや笑って木兎さんを挑発すると同じく腕もげボールを相手コートめがけて投げた。



*


それからなんとまぁ泥沼化した。

ボールが当たってもリベロが繋ぐ。

リベロが繋いだらセッターがトスをあげて。

スパイカーが相手にスパイクをうった。



リエーフなんかは面積が大きいから盾代わりにされていて面白かった。




…私なにしてんだろ。

最早、バレーになりつつあるドッジボールに自分の存在価値をみいだせずにいた。



 日向「危ないです!!」


ボーッとしていたのが悪かったのだろう、ボールが私めがけて飛んできた。

あぁ、これは詰んだ。

反射的に私は目をつぶった。



トン

いくら待ってもボールがこない。



 芝山「Aさん、大丈夫ですか?」




芝山があげてくれた!

ヤバイ、惚れる!!かっこいい!!!

でも私には夜久さんなんだ、ごめんね!



勝手にフられる芝山であった。

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ひーな(株)(プロフ) - 蒼穹@小鳥遊。さん» 前作にまでコメントありがとうございます〜!夜久さんかっこいいですよね!かっこよく見せられるように頑張りましたよ!!推しなんですか?読んでいただけて嬉しいです!! (7月29日 7時) (レス) id: 7ba130fac2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼穹@小鳥遊。 - 夜久さん、イケメン過ぎません?推しの夜久さんをここまで格好よく書いている作品は他にないですよ!続編もとても面白かったです (7月29日 4時) (レス) id: 851e2142d3 (このIDを非表示/違反報告)
ひーな(株)(プロフ) - ねこねこさん» わ、ありがとうございます!!なんかすみません笑 (2023年5月8日 12時) (レス) id: 5a69352509 (このIDを非表示/違反報告)
ねこねこ(プロフ) - 夜久がこんなにかっこよく書かれてる小説初めて読みました......!!続編も面白かったです!更新頑張って下さい!応援してます♪ (2023年5月5日 13時) (レス) @page48 id: f035b1538a (このIDを非表示/違反報告)
ひーな(株)(プロフ) - ARyさん» おお!ご閲覧ありがとうございます!夜久さんかっこいいですよね…🥰わかりますよ!コメントありがとうございます! (2023年4月29日 18時) (レス) id: 5a69352509 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひーな | 作成日時:2022年11月25日 20時

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