五 ページ7
社奉行様が突然
「すみません、少々お手洗いに行って参ります」
と颯爽と何処かへ行ってしまって、2人の気まずい空気が続く。
僕が何か話題を振ろうと『あの、』と声をかけようとすれば隣から聞こえる声に声止めた
「『あの、っぁ』」
どうやら相手も同じだった様で、綾華様は ふふ、と少し笑った
笑ってくれたので少し緊張が溶けたのか、僕も少し微笑んだ。
綾華「お兄様がすみません…まだ会って間もないのに、急に友達など…」
『いえ、僕はただどうして僕に友達になってほしいと言われたのか、気になって…』
綾華「お兄様は人を慎重に選ぶ方だと思っています…なので、貴方はお兄様が少なからず安心できる様な相手なのではないかと、そう思うんです」
『…僕はただの一般人です』
綾華「それこそ良いのですよ。友達に堅苦しいものは要りませんから…。それに私は浅野さんを、とても優しい方なのだろうと思います…。なので、私、を…良ければ対等に扱っては、…いただけないでしょうか…」
恥ずかしいのだろうか、緊張だろうか、少し手が震えていて
綾華様の瞳には迷いが残っている
なんだが僕まで緊張してきた
『…綾華様が望むのならば、お応えいたします』
そう言って少し笑えば
綾華「本当、ですかっ……！！あぁ嬉しいです、私、とっても緊張してしまって…。では、貴方の下の名前を教えてください、！」
『A、と言います』
綾華「ふふ、ではA、と呼んでも宜しいでしょうか…？」
『もちろん…！』
綾華「その、良ければ…私のことも呼び捨てになさってくださいませんか」
お願いばかりですみません…と言う綾華様を
『あや、か…』
と呼び、よろしくお願いします、と付け足した
綾華「お友達が増えました…！ふふ、よろしくお願いします、A！」
両手で僕の手を握ってそう言う綾華
こんなことされちゃ、みんなイチコロだろうな、なんて思う。
手を見つめていれば
綾華「あっ、す、すみません…、…少々距離を縮めすぎました…」
お恥ずかしい、と口元を隠す綾華。
そんな姿を見て微笑んでいると
社奉行様が帰ってきて
綾人「おや、もうそんなに仲良くなったのですか？やはり、私が見込んだだけありますね」
『見込む……！？』
それっきり社奉行様はニコニコとしているだけでなにも言わなくなってしまった
裏が……あるのかも？
もういいやなんて投げやりになるのも仕方がない
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河井 - ぷんさん» 嬉しさ満開！いい言葉ですね！！楓原万葉…罪な男です。ただし私が書くものはどうしてもネタ寄りにまでなってしまうので…真面目な万葉も頑張って書いていきたいと思います…！こちらこそありがとうございます！ (2023年1月9日 0時) (
レス) id: 8a7a723f92 (このIDを非表示/違反報告)
ぷん - ひゃー！！！！推しのBLだぁぁぁ！！！！！嬉しさ満開！！！なかなかないから本当に嬉しいですありがとうございます泣 (2023年1月8日 14時) (レス) @page9 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
河井 - 夜叉さん» わひゃー！！！嬉しいですありがとうございます…… (2023年1月6日 16時) (レス) id: 8a7a723f92 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉(プロフ) - 神作を見つけてしまったありがとうございます推しが尊い（殴 (2023年1月6日 16時) (レス) @page4 id: 0a276b4c2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：河井 | 作成日時：2023年1月6日 11時
